松の葉に残った雨粒に太陽の光が射してキラキラと輝いています。木陰は気持ちの良い風が吹き抜けお散歩にぴったりの気候になりました。
「巨樹の歴史を知ろう!」第6回目はハクモクレンをご紹介します。
日本庭園には、お抹茶と季節のお菓子を楽しめるお茶室「楽羽亭」があります。そのすぐ近くにハクモクレンの巨木が植栽されています。
春には木全体を染めるように純白の花が咲き、お客様からお問合せの多い人気の樹木です。江戸時代に植えられたとされ、樹高は14メートルで、幹回りは2メートルまで育ち、ハクモクレンとしては都内随一の巨樹となっています。
この地に、どっしりと根を下ろして時の流れを見守ってきたのでしょうね。ゴツゴツとした太い幹に風格を感じます。新宿御苑には約1万本木がありますが、その中で最も古い木のひとつとも言われています。
ハクモクレンは老木になるほど枝を広げていくそうです。樹齢200年を超える日本庭園のハクモクレンは、園路上に枝を伸ばし気持ちの良い木陰をつくっています。
2017年9月 5日 13:09