12月8日(日)に翔天亭でお茶席の体験イベントを開催します。
日本庭園にあるお茶室の「翔天亭」は、最初明治39年(1906)に新宿御苑の造営とともに建造されて今で三代目。今の建物は新宿御苑で営まれた昭和天皇の殯宮(もがりのみや)の木材を再利用して建てられました。
茶会のテーマは「12月の新宿御苑の楽しみ方」です。
今、御苑に咲いているスイセンの花言葉に秘められた物語があります。これを聞けばどうしてスイセンの花言葉が「自己愛」なのかわかりますよ。またこれから咲くフクジュソウの学名はアドニス。アドニスはギリシア神話の猟師の名前で、悲しい物語があります。愛の女神アフロディーテとキューピットが登場する興味深いお話です。
待合席の干菓子は「寒椿」、本席の主菓子は「冬ごもり」です。抹茶は京都森半から「三枝の栄」を取り寄せました。
そして大切な今回の床の間のお軸は広瀬淡窓の七言絶句「塾生に告ぐ」。寒い冬に元気をくれる漢詩です。書は藁筆の書家、野中江峰にお願いしました。
お茶席に馴染みのない人にも分かりやすく説明、解説しますので、よく理解して楽しむことができます。
みなさまのご来場をお待ちしております。
■お茶席の体験イベント
【日 時】2019年12月8日(日)10:00~15:30
【場 所】翔天亭(日本庭園内)
【参加費】1,500円
※干菓子、桜湯、主菓子、抹茶をお召し上がりいただけます