甘い香りのタイサンボク

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 昨日までは暑い日が続いていましたが、今日は厚い雲が空を覆い、少し冷たい風が吹き抜ける過ごしやすいお天気になりました。遠足のお子さんの笑顔あふれる園内各所ではタイサンボクがみごろになっています。
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 タイサンボクは北アメリカ原産とするモクレン科の常緑高木で、アメリカ合衆国のミシシッピ州とルイジアナ州の州花になっています。ミシシッピ州は、タイサンボクが多いことから【Magnolia State】(タイサンボクの州)という愛称があるそうです。
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 日本には明治時代に伝えられ、御苑のタイサンボクは明治20~30年代に植えられた国内でも古い歴史のある木といわれています。とくに温室前には、樹高およそ20メートル、幹周り250センチにもなる巨樹があり、新宿御苑名木10選のひとつにも選ばれています。木の下に立つとフワッと甘い香りがしてきます。お客様も開花を待っていてくださっていたようで、「咲きましたね。」と嬉しそうに話しかけてくださいました。
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 同じモクレン科のホオノキと同様で、いっせいに満開になるのではなく、次から次へと順番に開花していき、例年ですと6月下旬頃までと長い期間お楽しみいただけます。
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 園内にはイギリス風景式庭園を中心におよそ60本の植栽があります。甘い香りを探しながらの散策はいかがですか? 
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2016年5月25日 13:32

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