初夏の果実「ビワ」が実りました!

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 早朝には陽射しが強く暑い日になりそうでしたが、開園するころには雲が広がり、さわやかな空気が園内を流れています。今日も過ごしやすい遠足日和になりました。玉藻池近くなど園内各所ではふっくらとしたビワが優しいオレンジ色に染まり、みごろをむかえています。
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 ビワ(枇杷)は中国から渡来したといわれ、奈良時代の文献にも登場する常緑高木で、果実の形が楽器の琵琶(びわ)に似ていることから名付けられました。葉は打ち身や捻挫、皮膚病などに効き、種子は咳止めや去痰に用いられます。美味しいだけではなく有り難い木なんですね。
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 玉藻池近くにはもともと高さ10mを超えるビワの大木がありましたが、3年前の降雪により倒木してしまいました。その木は、明治12年(1879)頃、新宿御苑に勤務していた植物学者・田中芳男が、長崎から持ち帰ったビワの種から作った『田中ビワ』の原木といわれていました。その後、田中ビワは全国に普及し、主に愛媛県・千葉県・香川県などで栽培されています。現在大木はありませんが、大木が立った場所の道を挟んで正面にはその木の実生がすくすくと2mほどに成長し、たわわに果実をつけています。
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 園内には20本ほど植栽があります。もう少し熟していくと園内で暮らす野鳥たちが美味しそうに食べる様子もご覧いただけそうです。
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(新宿御苑では動植物の採取は禁止しておりますので、花や葉、実などをとらないようお願いいたします)
 
 

2016年5月26日 12:41

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