日本庭園や玉藻池の近くでは、松の剪定が行われています。今日は朝から粉雪がパラつく肌寒い一日となりましたが、園内では植生担当の専門職員たちが黙々と作業を行っていました。
松の剪定は、タギョウショウの剪定、フランス整形式庭園のプラタナスの剪定とともにこの時期の新宿御苑の風物詩ともいえる作業です。
松は、日本庭園にふさわしい樹種のひとつとして庭園樹などに広く利用されていますが、剪定が難しい樹木としても知られています。新宿御苑では、植生担当の専門職員が1本1本、手作業で行います。
(写真:剪定後の松・日本庭園上の池)
新宿御苑の庭園は、多くの人々の努力によって現代に受け継がれてきました。御苑とともに時代を築いてきた歴史ある木々が健やかに生育できるよう、日々、庭園を守る取り組みを進めてまいりたいと思います。作業中ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2015年1月21日 13:48