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新宿御苑フォトギャラリー ~歴代入賞作品をめぐる~ 「夏編」

フォトコンテスト入賞作品

夏の新宿御苑には、青々とした木々や色鮮やかな花々、強い日差しに照らされた庭園など、この季節ならではの風景が広がります。

今回「新宿御苑フォトギャラリー ~歴代入賞作品をめぐる~」では、過去の入賞作品の中から、夏の新宿御苑を写した作品を選び、ご紹介します。
写真に収められた一瞬の風景を通して、いつもの新宿御苑とはまた違った、夏ならではの魅力をお楽しみください。

【風景式庭園】


① 2015年度 環境省新宿御苑管理事務所長賞 「雨のちハルニレ」  宇田川 健太郎さん
大雨の後でしょうか? ハルニレの周辺の窪みに溜まった水にハルニレの枝葉が映り込み、まるで熱帯地方の湖のような錯覚を覚えさせます。逆光気味の光で映り込みや幹を黒く落とし、画面に立体感を与えたのも功を奏しています。

 (2015年7月3日撮影)


② 2014年度 特選 「ハルニレを見上げて」  藤井 哲さん
意図的に露出オーバー気味にされたのでしょうが、初夏らしい雰囲気を持った画面になっています。広角で低い位置からハルニレの木を見上げ、対比するように3人の人物を組み合わせたのも効果的でした。可能ならもう少しレンズを下向け、画面手前下の地面に張る根の様子をもっと取入れるとよかったでしょう。

(2013年8月24日撮影)


③ 2016年度 入選 「夏雲」  宇田川 健太郎さん
最近はこのような夏らしい迫力ある入道雲を見る機会がめっきり減ったような気がします。PLフィルターを強めに効かせたのでしょうか、白さがより一層強調されています。入道雲の下、緑の芝生を歩く二人の人物、白い傘、洋服の女性がいいアクセントになって、大きさの対比にもなっています。夏らしさが伝わる味のある作品です。

(撮影日:2016年8月28日)


④ 2014年度 入選 「大きな傘」  佐藤 洋二さん
なるほど、そういうイメージで撮られましたか!“大きな傘”というタイトルでこの写真が何倍も面白く見えてきます。写真そのものももちろんいいのですが、このタイトルを付けた事でベンチに座る傘をさした女性と大きなユリノキが対比されて違った意味を持ってきます。創造性豊かな作者ですね。

 (2011年8月16日撮影)


⑤ 2022年度 特選 「新宿御苑の空に」  杉山 薫さん
ブルーインパルスが東京の空を飛行した際の情を作者はあえて地上で撮影している人々を入れて、客観的にこのイベントの熱狂を撮りました。超広角レンズで撮る事でスケール感がすごいですね。青空の中にくっきりと5本の白いラインが描かれていて、いい位置、いい瞬間を逃さず撮ったと感心しました。

(撮影日:2021年7月21日)


⑥ 2017年度 特選 「樹の下の少女」  西島 洋憲さま
イギリス風景式庭園のユリノキの木陰で日差しを避け、読書にいそしむ女性の姿にレンズを向け、シンプルですっきりとした画面にまとめています。緑の濃淡と黄色の衣装の色のコントラストもよく、女性の存在感を強調しています。適度に入った晴れた空も効果的でしたが、欲をいえばもうちょっと雲が少ないとよかったですね。

(撮影日:2017年7月28日)


⑦ 2015年度 入選 「夏散歩」  髙林 俊樹さん
緑が爽やかです。手入れの行き届いた芝生と木々の緑が美しい御苑ならではの風景です。春や秋のように撮りやすい被写体が少ないからでしょうか。夏の応募作品は少ないのが現状です。作者は大きな木とその木陰を散歩する人物を利用して夏のイメージを上手く表現しました。

(2015年7月20日撮影)

【日本庭園】

⑧ 2016年度 大好き新宿御苑 「高層ビルと夏の日本庭園」  西 優大さん
夏空に浮かぶ白い雲やビルのバランスがよく、左右の木の入れ方もシンメトリーに取り入れて、フレーミングのすみずみまで丁寧に考えて撮られた作品です。暑い夏の季節は大人の部でも応募が少ない状況ですが、暑さに負けず夏の庭園風景をすばらしい腕前で撮ってくれました。

(撮影日:2016年8月31日)


⑨ 2016年度 入選 「雨もまた楽し」  鈴木 雅俊さん
すごい雨ですね!作者がこの大雨の中、重いカメラを持って一生懸命撮られている姿が目に浮かびます。努力の甲斐あっていい作品が生まれました。降りしきる雨が画面を白く曇らせて、まるで絵画のようです。橋の上を傘をさして歩く女性もこの雨を楽しんでいるのでしょうか。

(撮影日:2015年7月17日)


⑩ 2017年度 大好き新宿御苑 「水面に映る夏の緑」  田中 青空さん
手前にまん丸の生垣を入れて奥の旧御凉亭と同じくらいの存在感にしたのが大胆でいいアイデアですね。背景が曇り空ではなく、作者の田中君のお名前のように青空だったら、池の水の色がもっときれいに見えて、さらに良い作品になったでしょう。

(撮影日:2017年8月17日)


⑪ 2019年度 特選 「浮島」  橋本 宗夫さん
かなりアンダー目の画面の中に白い鷺が佇む光景が印象的な作品です。小さなサギが目立つように明るさをコントロールして、イメージ通りに仕上げた作者のテクニックに脱帽です。中央の浮島が舞台装置のようにカッコよく見えますね。

(撮影日:2019年7月11日)

【下の池

⑫ 2022年度 特選 「奔流」 大野 詳平さん
東京のど真ん中の風景とは思えないほど、迫力ある流れです。スローシャッターで見事に流れの迫力を撮りました。モミジの青さと水流で涼し気な印象もあります。天気が悪い時は素晴らしい作品が撮れるという見本のようです。

(撮影日:2021年8月15日)


⑬ 2020年度 入選 「水面鏡」   前園 夏海さん
モミジの青さと光のギラギラした強さに夏を感じる作品です。葉っぱや地面の緑が光を反射してハイライトが飛んでしまっているので、PLフィルターをかけて少し反射を抑えると落ち着いた画面になります。次回ぜひ、挑戦してみて下さい。

(撮影日:2019年8月12日)


⑭ 2019年度 入選 「食事訓練中」  仲村 正二郎さん
カイツブリの親が子供へと、餌をまさに口移しで与えた瞬間でしょうか。こんなすごい瞬間を良く撮りましたね。じっくり時間をかけて狙わないとなかなか撮れない状況でしょう。新宿御苑の生き物たちの命の営みを感じさせてくれる作品です。

(撮影日:2019年7月25日)


⑮ 2023年度 特選 「何処へ」  大野 詳平さん
大雨の後の下の池の落ち口ですね。新緑と相まって、まるで奥入瀬渓谷の流れのように美しいです。アオサギが落ち口のところに佇んでいるのがアクセントになって完成度の高い仕上がりになっています。

(撮影日:2023年6月3日)

【母と子の森】

⑯ 2023年度 特選 「庭園美を守る」  小松 英雄さん

ラクウショウの根本で雑草除去でしょうか。毎年きれいにオオアマナの白い花の群落が咲くのも沢山の人達が手間をかけて管理されているからなのですね。作業されている方々には頭が下がります。緑豊かな新宿御苑が沢山の人に守られているというのがわかるスナップで、記録的な側面もある作品です。

(撮影日:2023年4月3日)


⑰ 2020年度 特選 「半夏生」  難波 隆之さん
なかなか渋いモチーフを撮られました。初夏、花に一番近い葉が真っ白に変化するハンゲショウを主役にしためずらしい作品です。作者はハンゲショウにぽんと当たる光を利用して、周辺を暗く落として浮き立たせています。派手さはありませんが、味わい深い作品です。

(撮影日:2020年7月9日)


⑱ 2016年度 特選 「共生」  末吉 邦男さん
御苑の池には何種類もの亀がいますが、その中でも大型なのがスッポンです。石に上がり甲羅干しをしているスッポンの鼻先にシオカラトンボ、甲羅の上にアキアカネが止まり、自然が見せるユーモラスな光景をいいタイミングで捉えています。

(撮影日:2016年7月8日 撮影場所:母と子の森)


⑲ 2023年度 入選 「カブト虫く~ん」  小川 健司さん
自然豊かな御苑ならではの立派なカブトムシですね。後ろの明るさでカブトムシがシルエットになっているので角の形状も良く見えています。黄色い玉ボケと緑色の背景を上手く利用してかっこよく撮りました。これを見つけた子供たちは歓声をあげたことでしょう。

(撮影日:2023年8月4日)

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