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本年も宜しくお願い致します

皇居外苑の見どころ

2020年の幕開けから早10日が過ぎようとしています。この時期としては比較的暖かな日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

本年も国民公園協会 皇居外苑ブログをどうぞ宜しくお願い致します。

 

今回は、皇居を訪れたら是非お立ち寄り頂きたい「皇居外苑」のおすすめ施設と歴史遺構をご紹介します。

地下鉄二重橋前駅B6出口より徒歩2分の場所に位置する『楠公レストハウス』は、有名な観光スポット『二重橋』まで徒歩5分ほどの場所に位置している休憩所です。

 

皇居と皇居外苑を案内するインフォメーションコーナーや江戸城祉豊かなこの地ならではのお食事がお楽しみいただけるレストラン、さらに昨年11月にリニューアルオープンした『楠公レストハウス売店』も常設されています。

皇居参観の記念となる、ここでしか購入できないお土産品をご用意していますよ。(※商品についてはこちら)

 

レストランでは、お弁当『江戸エコ行楽重(要予約)』をご提供しています。江戸の料理法と現代の食材が織りなす江戸の味を再現した商品で、修学旅行生や団体の皆様に好評です。もちろん、1名様からでもお食事可能。(※メニューについてはこちら)

 

それでは、楠公レストハウスから二重橋方面へ向けて出発です。

施設の向かい側、皇居外苑の一角に風格ある姿で佇むこちらは、東京の三代銅像の一つ『楠木正成像』です。

今から120年前にこの地に設置され、震災や戦火にも耐え抜きました。住友家別子銅山開抗200年を記念して、住友家が上野の東京美術大学(現東京芸大)に依頼し、高村光雲、岡﨑雪聲らによって約10年を費やし製作されました。

楠木正成は南北朝時代の武将で、後醍醐天皇の忠臣として活躍したことでも有名です。

 

そんな銅像の側に位置するのは、赤い野点が目印の四阿『楠木茶房』。

ここならではの景観である黒松林や豊かな緑に囲まれながら、おまんじゅうやおしるこ等の甘味がお楽しみいただけます。その他、日本古来の甘味を復元した『米麹糖蜜』を使用したアイスクリームも観光客の方に好評です。

 


皇居前広場へは、楠木茶房から徒歩3分ほどで到着。二重橋は一般に二つの橋を総称して呼ばれていますが、正確には、奥に見える「正門鉄橋」が江戸時代(1614)に「下垂橋」といわれ、橋桁を支えるため、中途に台があって二重構造となっていたことに由来します。

 

二重橋の横には、防御を兼ねて石垣の上に設けられた長屋造りの建物「伏見櫓」が。豊臣秀吉が京都伏見に築いた伏見城から、寛永5年(1628)移築されたという伝があります。

 

そんな二重橋向かって左手、徒歩2分ほどで見えてくる『旧江戸城外桜田門』。江戸城で最も大きな「桝形」を持つ門です。

橋を渡ると第一の門、高麗門があり、第一の門を入ると桝形と称する方形の空き地があります。その空き地を右折すると、重厚な第二の門、渡り櫓門があるこのつくりの門を桝形門といい、江戸城見附の様式です。

 

高麗門から桜田濠方面をのぞくと・・・・

門がまるで額縁のようになり、中には国会議事堂の姿が。おすすめの撮影スポットです。

 

今回ご紹介した観光ルートは約30~40分で周ることができ、ちょっとした散策に最適です。

新しい年の幕開けは、都心のオアシス、皇居外苑で歴史と自然に親しんで、エネルギーをたっぷり吸収してみるのはいかがでしょう。

 

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