皇居外苑のお濠から望む櫓の景観美
連日不安定なお天気が続いていますね。急な気温変化で体調を崩されないよう、皆様十分にお気を付け下さい。
雲の切れ間からわずかに日が差す中、本日も皇居外苑楠公レストハウスを出発。正面の楠木正成像脇を通って、黒松林が広がる皇居前広場の方面へ・・
坂下門を過ぎ、高石垣と森の上方に見えてくるのが・・・
古式壮麗な皇居の「富士見櫓(ふじみやぐら)」です。
慶長11年(1606)に三層の初代富士見櫓(高さ15.5m)が完成しましたが、明暦の大火によって天守閣と共に焼失してしまい、その2年後に再建されました。皇居の深い緑の中に風格と威容を醸し出し、美しい景観をつくりだしていますね。
蛤濠を左手に直進すると、桔梗門(内桜田門)の姿が現れます。
この門は一般には開放されていませんが、一般参賀や勤労奉仕団など、多くの皇居参内者の通用門として利用されています。
桔梗門を左手に東へ進むと、桔梗濠の水面に美しい白壁を映し出している「桜田巽櫓(さくらだたつみやぐら)」をご覧頂けます。
江戸城には当時19の櫓が存在しましたが、現在では先ほど紹介した富士見櫓と、二重橋背後の伏見櫓(ふしみやぐら)、そしてこちらの桜田巽櫓の3基のみ。桔梗濠の水面に映る桜田巽櫓から桔梗門、富士見櫓を望む景色はまさに絶景といえますね。