皇居外苑に来られる多くのお客様が見学されるのが、松原つづく外苑の一角に躍動感溢れる姿で佇む「楠木正成像」です。
皇居二重橋を正面に見据えるこの像は、楠木正成公が元弘3年6月(1333)に隠岐(おき)から還幸途次の後醍醐天皇を兵庫の道筋でお迎えした折の勇姿を象(かたど)ったものです。
別子銅山開航200年記念事業として宮内庁に献納するため、住友家が明治23年に東京美術学校(現東京芸大)に制作を依頼。同銅山の胴を用いて高村光雲(たかむらこううん)、山田鬼斎(やまだきさい)、岡崎雪聲(おかざきせっせい)などにより10年を費やして完成しました。
「東京の三代銅像」のひとつです。
楠正成像のすぐ側、四阿売店には、4種類の楠正成像のレプリカが販売されています。小さいながらも美しさと躍動感は健在。この地を訪れた思い出に小さな大楠公像はいかがでしょうか?
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2015年6月25日 08:12