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江戸城を築城した太田道灌公、追慕の碑

皇居外苑の見どころ

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 本日も朝から気温はみるみる上昇し、昨日に続き酷暑となりました。

 そんな厳しい暑さの中でも、皇居前広場の松は力強い立ち姿を見せていました。

 

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 クロマツの林を後に、日陰の多い東御苑平川門・平川橋近くの歩道を歩いていると、木の陰に大きな石組みのようなものを見つけました。

 

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 実はこちら、今から79年前の昭和11年7月26日、当時の東京市長であった牛塚虎太郎氏が「江戸城の石」を利用して造った「太田道灌公、追慕の碑」なのです。

 太田道灌公が江戸城を築城してから550年目にあたる2007年(平成19年)に、その遺徳を偲んで、この地に建立されました。

 

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 太田道灌は室町時代、中期の武将で、扇谷(おうぎがやつ)上杉定正に仕えていました。文武両道に優れていた道灌は、元服した後、22歳で従5位上左衛門大夫となり、1457年に江戸城を築城。26歳の若さで江戸城の城主となりました。

 30数戦して負け知らずの名将でしたが、山内上杉家の策謀により主君に暗殺され、55歳の生涯を閉じました。

 

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 少し気付きにくい場所にあるので、つい通りすぎてしまいがちなこの碑ですが、都市東京と千代田区の今日の繁栄を築いたともいえる太田道灌公の遺徳を偲んで、一度ご覧になっては如何でしょう。

 

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 楠正成像すぐ側にある楠公レストハウスでは、江戸の庶民が晴れの日のご馳走として作っていた行楽弁当を、江戸時代の料理書を参考にして作った「江戸エコ行楽重」としてお客様に提供しています。

 皇居外苑を訪れた際は、是非江戸の美味しい食文化もお楽しみください。

 

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