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絶滅危惧植物手植えイベントを開催しました

開催報告・レポート

6月の環境月間にあわせて、6月6日・7日の2日間は無料開園日となりました。
たくさんのご来園が見込まれるこの機会に、新宿御苑では親子向けの体験イベントを開催しました。
今回のイベントはたくさんの貴重な植物を育てている温室での開催です。
まずは、参加者の皆さんに新宿御苑が取り組んでいる絶滅危惧植物の保全活動についてご紹介しました。
現在、日本では野生植物のおよそ4分の1の種が絶滅の危機に瀕しているとされています。あまり知られていない植物だけでなく、キキョウのように多くの人に親しまれている植物も、野生では数を減らしています。

今回のイベントでは、参加者の皆さんに絶滅危惧植物の苗を選んでいただき、実際に手入れを体験していただきました。
用意したのは、ハナシノブ、ヒメユリ、キバナコウリンカの鉢です。まずは植物を支えるための支柱を立てました。茎を支えることで健全な姿で育ちやすくなり、強風などによる折損も防ぐことができます。

鉢の中央は根が密に張っているため避けながら支柱を立て、植物を傷つけないよう丁寧に結び付けていきます。

結い立てが終わった後は施肥を行いました。固形の緩効性肥料を根や茎に直接触れないよう配置します。肥料はすぐに効くのではなく、ゆっくりと溶けながら土に浸透し、時間をかけて植物の成長を支えます。

最後は水やりです。じょうろを使って、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えていただきました。水やりは植物を育てるうえで欠かせない大切な作業です。参加者の皆さんには、ご自宅でも植物の様子を観察しながら育てていただければと思います。

新宿御苑では、こうした絶滅危惧植物を守るため、野生で生育する場所の調査や種子の採取・保存を行う「生息域外保全」に取り組んでいます。
もちろん、植物にとって最も望ましいのは、本来の生育地で健全に生き続けることです。しかし、環境の変化や自然災害などによって野生個体が失われる可能性もあります。そのような場合に備えて種子を保存しておくことで、種の絶滅を防ぐことができます。
また、生育環境が回復した際には、保存していた植物をもとの生育地へ戻し、地域の植生の回復につなげることも期待されています。
ひとくちに絶滅危惧植物といっても、その種類や生育環境はさまざまです。それぞれに適した栽培方法や管理方法が必要となるため、新宿御苑では他の植物園や研究機関とも連携しながら保全活動を進めています。
今回の体験を通して、身近な植物や生物多様性について関心を深めるきっかけとなれば幸いです。

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