庭園を守るお仕事通信夏号【植生班】
植生班の作業から今回は芝生の目土をご紹介します。

新宿御苑には風景式庭園をはじめとした広大な芝生エリアが広がっています。この美しい芝生の生育を促すために、「目土(めつち)」と呼ばれる管理作業を行っています。
目土とは、芝生の上に黒土などを薄く敷く作業です。土を全体にまんべんなく撒いた後、レーキを使って表面を平らにならしていきます。
地面の凹凸をなくすことで、水が一か所に溜まりにくくなるのはもちろんの事、芝刈り機がスムーズに走行できるようになるため、美しい芝生を維持するうえでも欠かせない作業です。

目土を敷くことで芝生の茎や根元が保護されるとともに、根の張りが良くなり新しい芽が伸びやすくなります。
今回作業を行っている場所は、新たに整備した芝生エリアです。芝生がしっかりと根付き、美しい景観を維持していくためにも目土作業は、重要な役割を担っています。

植え付けたばかりの芝生は、まだ根が十分に張っていないため、乾燥の影響を受けやすくなります。また、多く雨が降ると芝生が浮き上がったり、動いてしまうことがあります。
表土に土を被せることで、芝生をしっかりと押さえ、乾燥や雨による芝生の移動を防ぐことができます。

青々と広がるきれいな芝生は、新宿御苑の魅力の一つです。
現在、芝生の養生のため、一部エリアへの立ち入りを制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。
これからも、きれいな芝生の景観を守り、快適にお過ごしいただける園内づくりに努めてまいります。
