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「新宿御苑で自然観察といきもの図鑑づくりたいけん」を開催しました

開催報告・レポート

10月5日、新宿未来創造財団の主催するイベントが新宿御苑にて行われました。

小学生の皆さんを対象に、新宿という場所についてさまざまな体験を通して知ってもらう、こども未来講座「新宿たいけん」(後期)全4回のうちの、第3回が新宿御苑での自然体験です。「新宿御苑で自然観察といきもの図鑑づくりたいけん」と題し、午前と午後それぞれ20名ほどの小学生の皆さんといっしょに園内を巡りました。

新宿門近くの芝生に集まり、まずは皆さんに新宿御苑の歴史についてのお話。ここがもとは江戸時代に徳川家康の家臣である内藤家の屋敷のあった土地であること、そこから国の農事試験場となり、さらに皇室庭園となって、そののち一般に公開されたという成り立ちを、クイズを交えながら楽しくお伝えしました。

歴史紹介のあとは、低学年チームと高学年チームの二つの班に分かれて母と子の森の探検です。

新宿門近くからスタートし、まず目に入ってくるのがとても大きなモミジバスズカケノキ。手を伸ばして木の周りを囲んでみると10人ほど必要なくらいの幹回りの太さがありました。100年以上前に植えられたことや外国から来た木であることなどをお話ししつつ、幹のまだら模様や、葉っぱの形や大きさを観察して盛り上がりました。

コースを進み始めると好奇心旺盛な皆さんからはたくさんの質問が飛び出します。落ちていた木の実はハンカチノキの実、キノコのように見えたのはヒマラヤシーダーの松ぼっくりがはがれた欠片でした。

少し進んでご紹介したのがラクウショウ。大きな木の根元ににょきにょきと生えた不思議な形のものに注目してもらいます。これは気根といって、もともとラクウショウが湿った場所に生える植物であるため、呼吸をするために根を地上に伸ばしたものだと言われています。

さらに奥へと進み、クヌギの木が並ぶ通りへ。クヌギは虫たちの好む樹液が出る木です。カブトムシやクワガタ、カナブンなど甲虫がよく集まりますが、ときにはスズメバチも集まってくるので、注意しなければいけないことをお伝えしました。

クヌギの通りから小道を抜けてさらに母と子の森の中へ入っていきます。

森の中を巡っていろいろな植物を観察し、低学年チームも高学年チームも元気よく、森の家まで到着しました。

休憩のあと皆さんに配られたのは画板と画用紙。鉛筆や色鉛筆を自由に使って新宿御苑で見つけたすてきなものを絵に描いて、これから自分だけの図鑑の1ページを作ってもらいます。

さきほど見てもらった森の中の植物や、小さな虫など、それぞれの関心のあるものを選んで30分ほど絵を描く時間を取りました。大きな木を画用紙いっぱいに描く子、森の家にある図鑑で、見つけた花の名前を調べて描く子、捕まえた虫を観察して描く子、と興味の湧いたいろいろなものに向かって熱心に取り組んでくれました。

森の中で散らばって絵を描いていた皆さんはもう一度森の家に集まり、描いてくれたものを発表してもらいます。一番はじめに見た大きなヒマラヤスギ、足元に咲いているツユクサやミズヒキなどの花、バッタを捕まえて描いてくれた子は他にも何枚も絵を描いてくれていました。

元気いっぱいな皆さんのにぎやかな声に囲まれて、午前と午後の2回にわたって行われたイベントは終了しました。ビルの立ち並ぶ新宿の中にもとても大きな自然が広がっている場所があり、多くの動物や植物が生きていることを小学生の皆さんに知ってもらうことができ、大成功の自然体験イベントとなりました。

地域の皆さまや様々な団体の方々とも連携しつつ、これからも新宿御苑の魅力を発信する催しを行っていきます。

今後とも皆さまのご来園を心よりお待ちしております。

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