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新宿高校の生徒さんが奉仕活動を行いました

庭園を守る取り組み

10月25日(水)、11月29日(水)の2回にわたり、東京都立新宿高等学校の生徒の皆さんが、「総合的な探究」の授業の一環として新宿御苑で美化・清掃活動を行いました。この活動は2007年から毎年行われています。今回は1年生、8クラスの生徒が活動しました。
より一層新宿御苑に親しんでいただくために、10月18日(水)に、新宿高校と新宿御苑の関わりの事前授業を行いました。
事前授業の様子>>

この季節は、草のツル取りや除草、落葉の清掃、菊花壇展の後片づけなど、園内では多くの仕事があります。
取材した11月29日は、園路の落ち葉清掃に2クラス、プラタナス並木の落ち葉清掃に4クラス、菊花壇展の後片づけに2クラスと、3つに分かれて作業を行いました。各クラスとも担当の職員に、説明を聞いてから作業開始です。

園路清掃チームは、竹ぼうきや熊手を使って落葉を園路の外周側に集め、てみ(手箕)で植え込みに移動します。これらの落葉はやがて土へと還ります。竹ぼうきは普段の生活ではなかなか使う機会がない道具ですが、みなさん上手に使っていました。

菊花壇展の後片づけチームは、通常は入れない菊栽培ヤードで行いました。
使用済みの素焼き鉢を洗う係は寒い中の水仕事でしたが、和気あいあいと作業を進めていました。

江戸菊が植えられていた大きな鉢を移動する係は男子生徒。作業していく中で、効率的な方法を見つけ出し、一丸となって作業していました。

菊の苗を植えていた畑の片づけグループは、まず畑を覆っていたシートを撤去し、土の中に埋まっている乾燥防止用のビニールを回収する作業を行いました。
初めて行う作業に、職員の説明を真剣に聞いていました。

プラタナス並木は、紅葉時の人気スポット。シートの上に、落葉を集めて山を作り、植え込みに移動します。

日常生活ではあまり経験することのない自然の中の作業を通して、自然と触れ合う楽しさや働くことの楽しさなど、少しで何かを得るものがあり、そのお手伝いができたなら、国民公園協会としてもたいへん嬉しく思います。
新宿高校の生徒のみなさん、ありがとうございました。

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