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2016新宿御苑フォトコンテスト入賞作品【入選②】

フォトコンテスト入賞作品


イベントの前日」 宮崎 昭光さん
白いテントがリズム感よく並んだ面白い光景を撮りました。青空と緑の森を背景に白いテントが映えますね。遠くから見るとテントで切り取られた木が形よく並んで見えて騙し絵のようにも見えました。一人歩く人物がアクセントになって、シンプルでいてデザイン性の高い作品です。水平線が少し曲がっているので、まっすぐに撮られるとさらによかったでしょう。
撮影日:2016年5月18日
撮影場所:整形式庭園


こもれびの小径」 島田 修さん
高い樹々の梢の隙間から射し込む木漏れ日が靄を通して素晴らしい光芒となりました。都会ではなかなか巡りあえない貴重なシャッターチャンスをものにしましたね。深い森の中でしか巡りあえないような情景と、普通にそこを歩く人物の対比が不思議な感覚を呼び覚まします。
撮影日:2016年11月20日
撮影場所:母と子の森


池のほとりのアカハラ」 岩本 多生さん
望遠レンズでピントをピシッと合わせてきちんと撮られた鳥のこの作品は見ていて心地いいですね。水面のとろけるような背景も美しく、アカハラが凛々しく浮かび上がってきます。アカハラの表情や羽の質感などの描写も優れていてすぐそこにいるような臨場感があって、妥協のない作品作りの心意気が伝わってくるようです。
撮影日:2016年1月26日
撮影場所:中の池


咲き始めた恋」 川島 奈緒美さん
新緑の美しい5月。緑を大きく扱ったフレーミングのためにツツジが遠慮がちに咲いているようにも見えますが、ピンク色が鮮やかなので主張していますね。ここだけ見ればどこかの山の中のようです。御苑の自然豊かな懐深い一面を捉えました。大木の下にひっそりと咲く健気なツツジをイメージしたおしゃれなタイトルもいいですね。
撮影日:2016年5月3日
撮影場所:日本庭園


雨の桜道」 富永 賢さん
雨が降れば樹々はしっとりと濡れ、地面は輝き美しさを増します。最近は雨の日でも花見の方や観光客が来園していますが、御苑の桜の素晴らしさが広まっているのでしょうね。道行く人の傘の花も雨の日に彩りを添えています。作者は雨の日ならではの素敵な写真を撮りました。
撮影日:2014年4月3日
撮影場所:中の池付近


夏雲」 宇田川 健太郎さん
最近はこのような夏らしい迫力ある入道雲を見る機会がめっきり減ったような気がします。PLフィルターを強めに効かせたのでしょうか、白さがより一層強調されています。入道雲の下、緑の芝生を歩く二人の人物、白い傘、洋服の女性がいいアクセントになって、大きさの対比にもなっています。夏らしさが伝わる味のある作品です。
撮影日:2016年8月28日
撮影場所:風景式庭園


水たまりを行く少年何思う」 岩本 勝昭さん
大人だったら避けて通る水たまりを男の子が一人、平然と歩いているようですが、ちょっと足元を見ながら歩く姿が、何か考えながら歩いているように見えたのですね。紅葉した桜の木と散った葉っぱが晩秋のもの悲しさも演出しているようで、タイトルとマッチしています。大きな桜の木の位置と男の子の歩く位置もバランスよくフレーミングされています。
撮影日:2016年11月19日
撮影場所:風景式庭園


雨もまた楽し」 鈴木 雅俊さん
すごい雨ですね!作者がこの大雨の中、重いカメラを持って一生懸命撮られている姿が目に浮かびます。努力の甲斐あっていい作品が生まれました。降りしきる雨が画面を白く曇らせて、まるで絵画のようです。橋の上を傘をさして歩く女性もこの雨を楽しんでいるのでしょうか。
撮影日:2015年7月17日
撮影場所:日本庭園


只今休憩中」 富澤 洋一さん
この場面だけ見ると秋色も枯れた葉っぱの色だけで地味に感じますが、画家の描いたキャンバスが色鮮やかな秋の風景を見せてくれています。描かれた絵を通して秋の色彩を感じる面白い作品です。どんな方が描いていたのでしょうね。想像力を掻き立てられます。
撮影日:2016年12月4日
撮影場所:母と子の森


菊花壇展にて」 中川 盛一さん
菊花壇展会期中に花の手入れをしている光景です。光が強く明暗差があって写すのが難しい状況ですが、手元に光が当たり人物と菊が生き生きと描写されてよかったです。黄色い菊とブルーのユニフォームとの対比も目が覚めるように鮮やかです。菊もかなり満開、上品な香りが漂ってきそうです。
撮影日:2016年11月7日
撮影場所:日本庭園

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