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いくつ見つかるかな?皇居外苑でセミの「ぬけがら」探し

四季の風景

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 荘厳な雰囲気のクロマツ林が印象的な皇居前広場ですが、通りを挟んだ向かい側の広場には、クロマツの他にクスノキやコナラ、ケヤキなどの大木が多く植栽されています。今回はそんな自然豊かな皇居外苑で、夏に出現する人気者達の「ぬけがら」を、発見できる確率の高い順にご紹介します。

 

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 まずはじめにご紹介するのは、誰もが一度は目にしたことがある焦げ茶色の抜け殻。皇居外苑で最もよく見られる種類でもある「アブラゼミ」です。正確に種類を見分けたい方は、〇で囲まれた部分の触覚に注目してみてください。いくつかの「節」が見られますが、根本から数えて3番目の節が他の節より大きい場合はアブラゼミでまず間違いありません。また、他のセミの抜け殻に比べて口元や足などが毛深いのも特徴です。

 

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 次に発見しやすい抜け殻は小さくてコロコロとした可愛らしい姿の「ニイニイゼミ」です。体長は約1.5センチ程度しかないので、他の種類の抜け殻との大きさの違いは一目瞭然。探す際には樹木の根本あたりをチェックしてみてください。からだ全体に土をかぶった小さな抜け殻がたくさん見つかるはずです。

 

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 そしてこちらは「ミーンミンミンミーン・・・」の鳴き声でお馴染みのミンミンゼミの抜け殻。大きな声は沢山聞こえるのに、抜け殻を見つけるのは意外と難しいから不思議です。個体数がアブラゼミよりも少ないせいかもしれません。色はアブラゼミよりも薄い褐色。確実に種類を判別する際は、やはり触覚に注目しましょう。節の間隔がほぼ均等の場合は、ミンミンゼミです。

 

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 そして最後を飾る抜け殻は、ツクツクボウシです。体長は約2.5センチで、全体的にほっそりとした形をしています。色も薄く、なんだか儚い印象です。おなじみの「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ」の鳴き声は皇居外苑の所々から聞こえてきますが、抜け殻を見つけるのは難しい!発見できたらラッキーです。

 

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 今回ご紹介したセミの他に、関東ではヒグラシやクマゼミという種類も見ることができます。この季節にしか出会えないセミたちとの出会いを、歴史と自然が調和する都会のオアシス「皇居外苑」で是非体験してみてください!

散策のご休憩は楠公レストハウスでどうぞ。

お食事→https://fng.or.jp/koukyo/service/nanko-restaurant.html

 

 

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