前期最後の皇居外苑・東御苑ガイド付き散策が開催されました!
平成28年6月23日(木)に前期最後の「皇居外苑・東御苑ガイド付き散策」が開催されました。国民公園に指定されている「皇居外苑」と皇居「東御苑」の魅力を、経験豊富なガイドが歴史・自然の観点からたっぷりとご紹介しました。
ツアーの出発地点となったのは楠公レストハウス。東京三大銅像の一つである「楠木正成像」、皇居前広場人気の観光スポット「二重橋」をまわり、江戸時代幕府の中枢として国を動かしていた場所、皇居「東御苑」を目指します。
皇居前広場に点在するクロマツ(約2000本)がつくりだす荘厳な雰囲気を楽しみつつ、坂下門前を通り、東御苑の入り口のひとつ「大手門」へ。
江戸城の正門として使用されていたここ大手門は、大名や将軍も出入りした特別な門です。ガイドの解説を聞く皆さんは真剣な表情で往時に思いを巡らせていました。
入苑後は、今なお残る江戸城の遺構、堅固で重厚な石垣に目を奪われます。
江戸時代はこれら石垣の上に櫓が聳え立ち、江戸城に入城する人々に威圧感を与えていたそう。
いくつかの番所を見学した後皆さんが到着したのは、「江戸城本丸跡」。江戸幕府の中枢として機能した機関や、将軍の執務兼居間、そして皆さんご存知「大奥」跡などが存在した場所です。
現在は一面芝生の広場となっているため、休日は親子連れの方などで賑わう憩いの空間となっています。そんな広場で、梅雨の季節ならではの出会いがありました(キノコ)。
本丸跡のお目当てといえば、やはり「天守台跡」。江戸時代、天守は三度に渡り破却再建がされ、最後の江戸城「寛永度天守」が1657年に起きた明暦の大火で焼失以降、二度と再建されることはありませんでした。
現在の皇居広場のあたりは日比谷の入り江が入り込み、一面海が広がっていました。江戸城普請により埋め立てられましたが、それ以前はこちらの本丸と二の丸をつなぐ「汐見坂」から海が見渡せたそうですよ。
江戸時代の人々が築き上げた偉大な遺構の数々やそこで見られる生き生きとした草花の紹介をお楽しみ頂いた今回のガイドツアー。和気あいあいとした雰囲気のなか、盛況のうちに終了しました。
次回のツアー開催日は平成28年9月22日(木・祝)です。皆様のお越しをお待ちしております!(※詳細についてはこちらをご覧ください→ガイド付き散策のお誘い.pdf)