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2023新宿御苑フォトコンテスト入賞作品【入選①】

フォトコンテスト入賞作品


シンボルツリー」 魚住 琢さん
シンボルツリーの影が長く伸びて、芝生に升目の模様が出来たようです。カラーと違って色で見ない分、造形や質感、光と影のコントラストが強調されて一味違った世界に見えてきます。木の下にいる小さな人影が、シンボルツリーとの大きさの対比になっています。モノクロのトーンの美しさも見事です。
撮影日:2024年1月8日
撮影場所:風景式庭園


桜の常連客」 篠田 詩織さん
桜の花が咲くと蜜を吸いに沢山のメジロやヒヨドリがやってきます。動きの速い鳥を撮るのは難しいと思います。ピント、鳥の位置、フレーミング、背景などまとまり良く撮れました。背景の黄緑色も彩を添え、明るめの露出で春が軽やかに表現されています。
撮影日:2023年4月1日
撮影場所:風景式庭園


雪桜」 松下 敦子さん
赤い傘の女性が雪の中に佇んで桜を見ている様子がとてもドラマチックです。東京でも桜が咲く時期に雪が降る事があるため、狙って撮影に来られたのではないでしょうか。天気が悪い時こそチャンスですね。桜に雪というフォトジェニックな被写体を緑、ピンク、白、赤と色彩豊かに表現しました。
撮影日:2023年2月10日
撮影場所:日本庭園・翔天亭近く


ピンク色の雨」 高山 由美子さん
傘の模様が印象的な作品です。しっとりとした雨の中カップルが桜の写真を撮ろうとしているのでしょうか?満開の桜の中、二人の仲睦まじさが傘の状況からうかがえます。桜も傘もほんのりピンク色で、優しい雨が降り注ぐようです。スナップの醍醐味、いい瞬間を撮りました。
撮影日:2023年3月25日
撮影場所:こども広場


爛漫の夜桜を楽しむ人々」 田中 康博さん
最近、新宿御苑でも桜と秋の紅葉シーズンにライトアップが開催されるようになりました。ライトアップは、露出や色の調整が難しいモチーフです。撮影時間が真っ暗になるまでの青味の残った夕空だったので、空の色とLEDに照らされた桜の色がきれいに描写されました。ランドマークのドコモタワーをポイントにしたフレーミングもいいですね。
撮影日:2023年4月3日
撮影場所:風景式庭園


物語のはじまり」 佐々木 正明さん
最近では国内外から沢山の人が御苑を訪れます。風景写真を撮るときに人を入れずに撮るのが難しいくらいですが、このプラタナス並木には誰一人写っていません。整然と並んだ並木とそれと同じくらいのベンチがあって、座る人を待っているかのようです。おだやかな時の流れを感じる静謐な作品です。
撮影日:2023年4月25日
撮影場所:整形式庭園・プラタナス並木


雨降りて」 辰巳 功さん
雨降りで天気の悪い日は、写真を撮りに行くのもおっくうになってしまいます。しかし、そのような悪条件の日に撮った写真は予想以上にいい写真になる可能性があります。これもそうですね。水滴が松の木の葉っぱの先端を輝かせ、背景には楽羽亭のすだれがあり、晴れた日では表現できない趣ある作品になりました。
撮影日:2015年4月5日
撮影場所:日本庭園・楽羽亭


涼風」 白石 幸伸さん
青と緑の色合いがとっても美しい作品です。上の池がこのような深いブルーやグリーンに見える時があるのに驚きました。光の当たり具合とさざ波が描く繊細な色合いの美しさにカメラを向けた作者の美意識には感服です。フレーミングも完璧で、水彩画のような趣ある作品になりました。
撮影日:2023年2月1日
撮影場所:上の池


カブト虫く~ん」 小川 健司さん
自然豊かな御苑ならではの立派なカブトムシですね。後ろの明るさでカブトムシがシルエットになっているので角の形状も良く見えています。黄色い玉ボケと緑色の背景を上手く利用してかっこよく撮りました。これを見つけた子供たちは歓声をあげたことでしょう。
撮影日:2023年8月4日
撮影場所:母と子の森


光射す」 中野 澄子さん
管理事務所の窓に映った風景が、反射とは思えないほどしっかりと写っています。視点がいいですね。二人の外国の方が歩く場面をちょうどいい位置に捉えました。紅葉した葉っぱと皇帝ダリアの花が一緒に映り込むことで秋の季節感も演出されています。
撮影日:2017年11月21日
撮影場所:管理事務所前

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