温室植物のみどころ情報【7月6日号】
温室中央の池、熱帯池沼の植物エリアでは熱帯性スイレン‘エルドラド’などが咲く季節が始まりました。
日本で自生する温帯性スイレンと違い、花茎が水面より上がって咲くのが特徴です。熱帯性スイレンは、青や紫など花色も多彩でエキゾチックな雰囲気があります。
ティフォノドルム・リンドレイアヌムはサトイモ科の植物で、マダガスカル原産の特大水生植物です。水辺に群生する景色を浮島で再現、足元にはシダやアロカシアなどを寄せ植えしてダイナミックな展示になりました。
先月15日に寅年にちなんでご紹介した、グラマトフィルム(タイガーオーキッド)、が満開になりました。熱帯低地の植物エリア、滝の裏をくぐると左側に鉢を展示しています。大きな株元から水平に伸びた花茎に黄色と茶褐色の迫力ある花を咲かせています。
エントランス奥の展示エリアでも、東南アジア原産の大型の着生ラン、ツニア・ブリメリアナの鉢にたくさんのゴージャスな大きな花が複数咲いています。花期は比較的短いのでお早めにご覧ください。
人と熱帯の植物エリアでは白のレンブ、赤のレンブが5~7cmほどのユニークな形の実を実らせています。レンブは漢字だと蓮霧(リェンウー)、マレー半島が原産の果物です。
白レンブはパパイヤ(こちらも多くの実がなってます)の横、赤いレンブはレモン(まだ青い実)の後方です。ほかにも赤バナナ(人と熱帯の植物)やマンゴ―(熱帯山地)などいろいろな食べられる実が各所に実りはじめています。
【温室で咲いている主な花・実】
・アカバナナ(実)
・アケビバナナ(花と実)
・アブチロン
・アリアケカズラ
・イオウノボタン
・イランイランノキ
・カカオノキ(花と実)
・カミガヤツリ
・キバナキョウチクトウ
・クロッサンドラ
・ケンフェリア・プルクラ
・ケンフェリア・ロスコエアナ
・コリトプレクツス・スペキオスス
・サガリバナ
・トラフアナナス
・ネペンテス(ウツボカズラ)
・ハイビスカス類
・パキスタキス・ルテア
・パキラ(実)
・パパイヤ(花と実)
・パリソタ・エリザベサエ
・ピレア‘ムーンバレー’
・プルメリア
・ベゴニア マソニアナ
・ベニマツリ
・ヘリコニア・カリバエア
・ヘリコニア・ロストラータ
・マツカサジンジャー
・マンゴー
【温室開館時間】
9:30~18:00(18:30閉館)