令和元年度(2019.7~2020.6)お客様アンケートご意見と改善事例のご紹介
いつも新宿御苑にご来園いただきまして、誠にありがとうございます。
国民公園協会新宿御苑ではご来園いただいたみなさまからのご意見・ご感想を、今後のよりよい庭園管理業務を実施するための参考とさせていただくため、新宿御苑来園者アンケートへのご協力をお願いしております。
お寄せいただいた意見は対応に時間のかかるもの等もありますが、今後の庭園管理に活用させていただけるよう、大切にお預かりいたします。
お客様からお寄せいただいたご意見・ご感想への回答および実際に改善させていただいた事例をいくつかご紹介いたします。
■庭園(芝生、樹木、草地、花壇)の手入れについて
〔ご意見〕
・玉藻池の橋を早く直して欲しい
・通れない橋があるが見た目も良くない
〔回答〕
長い間、ご不便をおかけしまして申し訳ございませんでした。
玉藻池の橋は老朽化により傷みが生じており、通行できない状態になってしまっていたため、新宿御苑を管理する環境省が改修工事を行いました。
なお、令和2年3月に改修工事は終了し、現在は通行可能となっております。
園内の施設等は、巡視スタッフが巡回確認を行っておりますが、何かお気づきの点がございましたら、お近くの発券所や売店等のスタッフにお申し出いただくか、サービスセンターまでご連絡いただけますと幸いです。
今後とも新宿御苑をよろしくお願い申しあげます。
〔ご意見〕
・遊歩道の大きなイチョウは、夏になったのにコモ巻きで縄に巻かれたままだが、取ってやって下さるようお願いします。コモ巻きは冬にするものでは?
〔回答〕
この度は貴重なご意見をありがとうございました。
イチョウの巨樹は害虫駆除のコモ巻きではなく、樹木治療の保護シートを巻いた樹木です。
新宿御苑を管理する環境省では平成13年より樹木の保護事業を実施しており、そのうち20本の樹木治療を行っています。
木の幹の腐朽部を取り除き、肥料を入れて土の中と同じような環境を作り、布状の保護シートを巻いて発根を促す仕組みで、自然治癒により樹勢回復を図っています。
明治時代の農事試験場をルーツとする新宿御苑には、幹囲3メートル以上の巨樹が約250本あり、その中には樹齢100年を超える歴史樹木が生育しておりますが、これからも健全に生育できるよう、環境保全に取り組んでまいります。
コモ巻きとは…害虫駆除法でマツカレハの幼虫(マツケムシ)を駆除する方法のひとつで、江戸時代から大名庭園で行われてきたといわれています。新宿御苑では害虫が発生していないため、実施しておりません。
園内の樹木治療された巨樹の様子はこちら
■インフォメーションセンターの展示について
〔ご意見〕
・インフォメーションの蚊の情報コーナーがとても良かった。とてもためになります。
〔回答〕
この度はインフォメーションセンターにご来館いただき、ありがとうございました。
展示では蚊の生態や刺されるとかゆくなる理由、刺されやすい人の特徴などについて、イラストを活用しながら、蚊の習性を理解し、身近な生きものと上手に暮らしていく方法をご紹介しました。
館内展示では、園内でご覧いただける季節の植物や生き物をテーマに、特徴や生態等を分かりやすくご紹介できるよう展示を作成しています。
今後も新宿御苑を通して自然や生き物に楽しんでいただけるような企画展示を行ってまいります。
■その他ご意見・ご感想について
〔ご意見〕
・バラの季節なので毎年バラを見に来ています。いつも思うのですが、バラ園周りの足もとが砂利で歩きづらい。砂利を踏む音がうるさいし歩く事自体ストレスです。埃っぽいし、昨年は車椅子の母と来ましたが、車椅子を動かすのが大変でした。何とかアスファルトに変えて欲しいです。
〔回答〕
この度はご不便をおかけして、申し訳ございませんでした。
園内では日本庭園とバラ花壇の一部園路が砂利敷きとなっております。
新宿御苑を管理する環境省では、令和2年3月に、整形式庭園の砂利敷きになっていた園路の一部をアスファルト舗装し、バラ花壇の周辺を車いすでも快適に散策できるよう改修を行いました。
また、どなたにも園内をスムーズにご利用いただけるよう、バリアフリー園路を記したみどころマップを各入園門、サービスセンターで配布しております。
今後も皆様に新宿御苑を快適にご利用いただけるよう、取り組んでまいります。