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2015新宿御苑フォトコンテスト入賞作品【特選】

フォトコンテスト入賞作品


御苑の四季」 菊地 豊さん
御苑の春夏秋冬を写し、四枚の組み写真とされています。苑内の特徴的な場所を被写体とされたのが効果を上げ、季節によって御苑が見せるそれぞれの表情の一端を端的に知ることができる作品です。
撮影日:春2014年3月22日、夏2015年4月26
秋2015年11月8日、冬2014年2月8日
撮影場所:春秋冬―日本庭園
夏―母と子の森


さくらの下で」 宮崎 昭光さん
満開の桜を背景に、地面を覗きこむような女性。淡いピンクの花弁と赤い上着のコントラストが目を引きつけます。女性の手元を見ると、携帯電話のカメラで花を写しているようにも見えます。カメラを少し右に移して女性の表情の一部を入れてもよかったですね。
撮影日:2015年4月3日
撮影場所:風景式庭園


緑輝く時」 中山 基司さん
新緑の時期、木に掛けられた巣箱から顔を見せている四十雀。題名と画面が実によくマッチしています。御苑は鳥達のサンクチュアリであることを物語る一枚ですが、巣箱を大胆に画面右端に配し、新緑を大きく取り入れた構成が利いています。
撮影日:2015年5月10日
撮影場所:母と子の森


温室の万華鏡」 森本 勝司さん
左端の女性の姿が、まるで万華鏡のようにガラスで作られた温室の壁に映っています。構造が作り出した面白さに注目し、素早く捉えたのが効果を上げました。画面右端の案内板を省略してフレーミングすると、より題名の印象が強いものになったでしょう。
撮影日:2015年3月31日
撮影場所:温室


水面の輝き」 奈良 陽子さん
温室の池を清掃する様子を上の回廊から見下ろして写し、作業する人の姿をシルエットにして際立たせたのが利いています。水面の揺らぎが映りこむ太陽の光を拡散し、適度な脇役になったのも功を奏しました。御苑はこのような影の存在に支えられていることが、よく分かる一枚です。
撮影日:2015年12月5日
撮影場所:温室


休息」 静野 常世さん
黄葉し始めた桜の木と、林の暗がりの前に浮き上がったベンチの前で餌を探すカラス。色のコントラストが絶妙ですが、もう少しカラスを大きく写し、コントラストを上げ過ぎないようにすると、さらによかったでしょう。
撮影場所:2015年11月13日
撮影場所:風景式庭園


やさしいまなざし」 武田 大輔さん
幼子を見るお母さんの表情に、慈しみが溢れていますね。逆光気味の柔らかいトップライトを上手に使い、母子の姿を光の中に浮かび上がらせたのがぬくもりを感じさせる作品にしています。
撮影日:2015年12月5日
撮影場所:風景式庭園


入念に」 山田 哲生さん
これまでも菊花壇展の白眉、大作り花壇は様々な形で写されてきましたが、手入れの様子を写したものは初めて目にしました。見る人の感嘆を誘う展示ですが、育成する方々が愛情を込めて育てている様子が凝縮されています。
撮影日:2012年11月3日
撮影場所:日本庭園


秋の終章」 鹿内 忠直さん
樹相から見ると、下の池の島のメタセコイアのようですね。晩秋の夕方、乏しい光の中に浮き上がった紅葉の枝が秋の終わりを告げています。題名に即した画面になっていますが、風が吹いて枝が揺れてくれると「秋の終章」の印象がさらに強くなりました。
撮影日:2015年12月16日
撮影場所:下の池


晩秋の陽光」 田所 俊一さん
逆光で照らされたカップルの姿にラインライトができ、「写真は光と影の芸術」という言葉を改めて認識させられる画面となっています。太陽を木々の葉に隠したのが功を奏していますので、思い切って光芒を省略してもよかったですね。
撮影日:2015年12月4日
撮影場所:風景式庭園

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