お知らせ

【12/19】秋の記憶

四季の風景

碧空点翳(てんえい)なく、透明にして且(かつ)凛然たり⁕。天に向かって石を投じる代わりに、はるか彼方の空を見遣ると、そこには鮮やかな色彩に満ちた紅葉が…。年の瀬を控えたこの時期は、錦秋の最後を飾る色鮮やかな紅の葉が、陽光を受けて最後の輝きを放っています。厳しい冬が訪れる前、秋は静かにその美しさを胸に刻ませてくれます。今季の移ろいゆく自然美を写真に収めました。

 

【錦の紅葉】

錦秋に染まっていた皇居乾通り。深く鮮やかな秋色と雪のような淡い桃色が、華やかさと可憐なデュエットを奏で、訪れる人たちを魅了していました。

 

【錦秋

北の丸公園の「もみじ山」を華やかに彩っていたモミジ。色鮮やかで華やかな紅葉色。陽光を浴びて輝くような黄色。そして群緑色。様々な色が糸の如く交差する光景は、まるで華麗な模様を織り成しているかのよう。風に揺れる木の葉の響きが、訪れる人たちを歓迎しているかのようでした。

【色絵】

それは陶磁器に上絵付をする手法、またはその陶磁器の総称。今年の紅葉は、自然という器に紅葉色を施したかのような美しい色絵の世界でした。来年もまた美しい色の世界に出会えるでしょうか。

⁕徳富蘆花『自然と人生』1969年、新潮社、p514より

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