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国民公園協会皇居外苑登録ガイドの北川さんがお勧めする皇居の魅力

皇居外苑の見どころ

もう少し暖かくなったら皇居を訪れようと思われている方も多くいらっしゃるかと思います。

今回は、日頃から国民公園協会皇居外苑主催のガイドツアーで活躍されている北川敏子さんにあらためて皇居の魅力をお聞きしました。

桜田門の前から桜田濠を望むと、その先に憲政会館がある。

◎北川さんが感じる「皇居外苑の魅力」とは・・・

私がみなさんにおすすめしたい場所は憲政会館から望む桜田濠、そして旧江戸城外桜田門です。(以下桜田門)

この憲政会館跡一帯は桜田門外の変で重要人物となった彦根藩主「井伊直弼」の上屋敷がありました。

 

憲政会館の敷地に残されている「桜の井戸」

屋敷玄関前にあったとされ、当時の旅人たちに重宝がられた江戸の名水“桜田の井戸”から桜田門までの距離はおおよそ500メートル。(昭和43年の道路拡張工事により当時の場所からは若干移動しています。)

桜の井戸から望む桜田濠と桜田門の画像です

誰もが知る「桜田門外の変」ですが、襲撃当日も同じルートで登城していたという訳ですからあっという間の出来事だった事がわかりますね。(画像の右側が警視庁です。)

正面に桜田濠の土塁、奥には丸の内のオフィスビルが写っています。

旧江戸城の東側で見受けられる、石垣だけで築かれた濠の美とは違い、西側のお濠の特徴である、下から「腰巻石垣」「腹巻土塁」そして「土塁式」で築かれた雄大な桜田濠は徳川の栄華と繁栄の象徴です。

将軍が出入りする「大手門」や奥女中が行き来した通用門「平川門」等が見られる賑やかな東側にくらべて、静寂すら感じる桜田門周辺では、他の江戸城門にはない激動の歴史に思いを馳せずにはいられません。

桜田門、お濠、奥にはオフィスビルが写ります。

そして、桜田門後ろ側に見えるオフィスビル群を眺めていると時代の立役者たちは現在の東京をどのように感じるのだろうという思いに駆られます。

ガイドツアーに参加して下さるみなさんの脳裏に語りの情景が浮かぶよう工夫しつつ、また新しい情報が発信できるよう日々情報収集しながら過ごしております。

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国民公園協会皇居外苑ガイドの北川さんがご紹介する皇居外苑の魅力はいかがでしたか?

ガイドブックを片手に散策する楽しさとは一味違う皇居の魅力をお知りになりたい方は是非協会ガイドツアーへご参加ください。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

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