平成30年6月4日(月)に明治150年記念特別ガイドツアー(紀尾井町・平河町コース)を開催しました!
平成30年6月4日(月)、お天気は快晴。気温がぐんぐんと上がり燦々と日差しが降り注ぐ中、明治150年記念ガイドツアー(紀尾井町・平河町コース)が開催されました。
『紀尾井』の名前は、この地に紀伊家、尾張家、井伊家の屋敷があり、これら3家の頭文字から名づけられたようです。
今回は事前にご予約頂いた約20名のお客様と、2班に分かれて散策を楽しみました。
まず初めに訪れたのは、平成21年に『旧東宮御所』として国宝に指定された『迎賓館』。明治6年に皇居が火災に見舞われた際、仮の皇居とされた後、明治42年には『東宮御所』として完成。第二次世界大戦後には国立国会図書館や法務庁施設、東京オリンピック委員会などで使用されたという歴史があります。
迎賓館といえば諸外国の元首や王族などが会談・宿泊する施設。ネオ・バロック様式の豪華で美しい外観を最も良い位置からご覧になりたい方は是非、迎賓館正面の通りの地面に埋められている『眺望地点』を見つけてみてください。
『赤坂仮御所東門』で皇居外苑ガイドの木村さんから説明を受ける皆さん。ここは「喰違いの変」で岩倉具視を乗せた馬車の出発地点といえる場所です。
明治10年『西南の役』で西郷軍は敗北。征韓論で西郷を裏切り、西南戦争で西郷を死に追いやったとみなされた大久保利通は、赤坂仮御所に向かう途上で、元「清水谷公園前の通り」で加賀の士族6人により暗殺されました。
ここ『清水台公園』には大久保利通哀悼碑があります。
皇居外苑ガイドの町田さんが説明しているのは、赤坂御門跡に見られる石垣について。ここは『東京ガーデンテラス紀尾井町』内にある弁慶濠を眺めることのできる知る人ぞ知る散策路です。
この後も明治の名残や面影を辿って、国民公園協会オリジナルの『明治150年記念コース』をたっぷりとお楽しみ頂きました。幕末から明治へと歴史が動いた様々な現場にご興味のある方は、是非ご参加ください♪
(今後の『明治150年記念ガイドツアー』に関する開催情報は9月上旬から中旬にかけてホームページイベント情報欄にて掲載いたします)