平成29年3月4日(土)に「皇居外苑のお濠でバードウォッチング」が開催されました
平成29年3月4日(土)に、毎年恒例となっている「皇居外苑のお濠でバードウォッチング」が開催されました。
観察会前半は講師の古沢氏によるユーモアたっぷりの座学が行われ、参加者の皆様は、皇居で見られる多様な鳥たちの種類や特徴、見分け方などを写真や動画で楽しく学ばれました。
座学後は早速外に出てバードウォッチングスタートです。東京の中心である皇居周辺には、一体どのような鳥がいるのでしょうか?
早々に見つけたのは、信号機の柱に並ぶユリカモメ。彼らは冬になると毎年この地域に訪れる渡り鳥です。
可愛らしい体から伸びる足の色が、オレンジなら幼鳥、赤色なら成鳥なのだそう。皆さん双眼鏡でしっかりチェックされていました。
その他にも、足が絡まってしまうのではないかと思うほどのスピードで歩みを進めるハクセキレイの姿や・・・
お濠ではキンクロハジロやヒドリガモ、オオバンやカルガモなど、多くの渡り鳥や留鳥を観察することができました。
通常は川や池、海などで見られる水鳥たちはどこか遠い存在ですが、お濠という限られた空間にやって来るこの季節は、その生態を近くで観察する事が可能で、鳥たちを身近に感じることができます。
渡り鳥は春の訪れとともに、もう間もなく北へと飛び立ちます。江戸城の石垣に囲まれたお濠という歴史的空間での野鳥観察を楽しまれたい方は、お早めにどうぞ!