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国内で最も大きな天守閣 「江戸城天守閣跡」

皇居について

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7月に入り、早くも一週間が過ぎようとしています。皇居外苑ではニイニイゼミやアブラゼミの鳴き声が日に日に大きくなり、本格的な夏の訪れを知らせているようです。

今回の自分歩き・自然歩きマップ通信は、 自分歩きマップ掲載の国内で最も大きな天守閣「江戸城天守閣跡」をご紹介します。

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今回の出発地点は地下鉄竹橋駅b1出口。江戸城天守閣跡へのアクセスが最も近い東御苑の門、「北はね橋門」を目指します。

 

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b1出口を出たら、そのまま進行方向へ。徳川家康が関東に入国する以前より存在したといわれる「竹橋」を渡りましょう。現在は美しい石橋となっています。

 

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竹橋を渡り切ったあたりで後ろを振り返ると、平川濠と太鼓型の美しい木橋、平川橋をのぞむ景観が一望できます。秋には周辺の木々が色付き美しい紅葉と共にお楽しみ頂けるおすすめビュースポットです。

 

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江戸城跡ならではの景観を楽しんだら、再び濠に沿って坂道を上っていきましょう。

 

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しばらくすると、左手に幾重にも連なる美しい石垣の景観が見えてきます。この辺りの石垣は江戸城の城壁の中でも最も高く、高さは18.5m。石垣の積み方は強固に「野面積み」という工法で、地震に最も強い組み方です。

 

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人の手によりこれほど高く石が積み上げられ、江戸時代から今日まで崩れずに残っているというのは驚きですね。さらにしばらく歩いていくと・・・・

 

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東御苑の入口の一つ「北はね橋門」が見えてきます。名前の通り、緊急時には門が跳ね上がるしくみになっていました。

 

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門の梁に残っている金具は、はね上げた木橋を固定するためのものです。

 

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北はね橋門から東御苑入苑後すぐ、前方に巨大な石垣が現れます。こちらが、「江戸城天守閣跡」です。

 

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江戸時代、天守閣は「慶長期」、「元和期」、「寛永期」の3回にわたり再建されました。天守閣の基礎石積みは、44メートル四方、高さ18メートルで、その上に金色のシャチを頂く5層の天守がそびえていました。1657年に起きた明暦の大火で最後の天守閣「寛永天守」が焼失以降、二度と再建されることはありませんでした。

 

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現在残されている天守台は、明暦大火後に再度天守閣を造営する予定で組直したものです。頂上へ上ることができるので、早速行ってみましょう。

 

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途中まで上がったところで、南の方角を見ると、一面芝生が広がっています。この辺りは、江戸時代本丸があった場所。幕府が政治を司る機関や将軍のプライベート空間、そして大奥が存在しました。

天守台の頂上は現在広場のようになっており、中央にはベンチが置かれています。連日多様な国からのお客様が多く訪れ、賑わいを見せています。

時代を変遷し、今なお人々を惹き付ける江戸城の遺構。皇居を訪れる際は、皇居「東御苑」で江戸時代にタイムスリップした気分を味わってみてはいかがでしょうか?

 

※皇居「東御苑」についてはこちら

https://fng.or.jp/koukyo/higashigyoen/index.html

 

 

 

 

 

 

 

 

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