お知らせ

続々と聞こえてくる春の足音

四季の風景

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 北の丸公園吉田茂像近くのカワヅザクラが見頃を迎えています。周辺の木々はまだ冬の装いですが、満開のカワヅザクラが一足先に春を届けてくれました。

 今回の自分歩き・自然歩きマップ通信は、自然歩きマップに掲載されている北の丸公園の春の花々をご紹介します。

 

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 吉田茂像側、東側に位置する階段を下りると、「清水門広場」に出ます。重要文化財・清水門の渡り櫓が目線に近い位置で存分にご覧頂けるこちらの広場では、現在カンヒザクラ、シナマンサク、サンシュユの鮮やかなコントラストがご覧いただけます。

 

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 下向きに咲き、どこか奥ゆかしい印象を受けるカンヒザクラ。全体の約3割が開花しています。

 

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 その隣で少しずつ、控えめに花開きはじめたのはサンシュユです。

 

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 シナマンサクの花は、まるで小さな花火が集まって咲いているかのよう。現在見頃を迎えています。

 

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 園内では黄色のマンサクの他に、暖かい炎のような色合いのアカバナマンサクもご覧頂けます。場所はザ・フォレスト北の丸正面。

 

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 アカバナマンサクの側で、土に寄り添うように咲いているのはヒマラヤユキノシタです。名前から連想できるように、ヒマラヤ山脈原産で、非常に寒さに強い植物。その証拠に、冬でも常緑の緑が顔を覗かせています。

 

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 場所は変わって、科学技術館側に位置する梅林(うめばやし)にやって来ました。白、ピンク、紅と咲きそろった梅たちが良い香りを漂わせています。

 

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優しい色合いの梅の花。

 

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梅林(うめばやし)の隅では、ボケの花も開花しはじめていました。

 

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 公園北側の入り口にあたる田安門は、千鳥ヶ淵と牛ヶ淵に挟まれた場所に位置しています。田安門といえば、都内随一のお花見スポットである美しい千鳥ヶ淵の桜を眺めることのできる場所。現在のソメイヨシノの状況は・・・?

 

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・・・冬芽が順調に膨らんでいました。開花は3月26日頃が予想されており、ほぼ例年通りとなりそうです。

 

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 落葉樹がすっかり葉を落としている園内は見通しが良く、木の実を目当てにやってくる鳥たちの様子を観察しやすくなっています。

 こちらはほっぺたの丸い模様が可愛らしいヒヨドリ。突然甲高い声で鳴きますので、驚かされることもしばしば。

 

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 黒い帽子と羽根のグラデーションが個性的で美しいシジュウカラも、冬のご馳走を探すのに一生懸命でした。

 

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 冬の装いだった園内の植物たちはいつのまにか次の季節の準備を進め、華やかな春の到来を私達に知らせてくれます。続々と聞こえはじめた春の足音を、皇居の森緑と一体となる北の丸公園で探してみてはいかがでしょうか?

 

※北の丸公園の魅力を紹介するツイッターをはじめました!

アカウント【@Kitanomaru】

https://twitter.com/FKitanomaru

 

※武道館側のオシャレなカフェ、「ザ・フォレスト北の丸」に新メニューが登場しました!

https://fng.or.jp/koukyo/service/kitanomaru-rest-cafe-menu.html

 

 

 

 

 

 

 

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