東御苑 梅林坂で梅の花が見頃です
本日2月4日から2月18日までの期間は暦上の立春です。日も少しずつ長くなり、早春の花々も芽吹きはじめ、待ち遠しい春の訪れが近付いてきていますね。
今回は皇居東御苑への入り口の一つである「平川橋」(地下鉄竹橋駅より徒歩5分)を出発点に、苑内「梅林坂(ばいりんざか)」の現在の様子をご紹介します。
※東御苑は入園無料。月・金曜日がお休みです。詳細についてはこちら→皇居東御苑-宮内庁
その昔大奥女中が頻繁に行き来していた平川橋を渡り、平川門(高麗門)を抜けると現れるのは、写真左の平川門(渡櫓門)と右奥にひっそり佇む帯郭門(不浄門)です。
(※平川門についての記事はこちら)
重厚で威圧感のある門を抜けると、右手に見えるのはクロマツと連なる石垣、そしてどこまでも続くお濠の景観。ここ皇居の特色を存分に感じられるスポットですね。
右手に広がる「天神濠(てんじんぼり)」を見ながら、道なりに進みましょう。
・・・しばらくすると目の前に広がる美しい紅白の花々。その数50本。この空間だけ、梅の花特有の良い香りがふんわり漂っていました。
木によって開花状況は異なりますが、ほぼ満開の梅の木もちらほら。
中には八重咲きの品種もありました。こちらは八重寒紅(やえかんこう)。比較的早咲きで、日本へは古代に中国から渡来したそう。フリルのような花びらが華やかで可愛らしいですね。
ここ梅林坂は、本丸と二の丸を結ぶ坂。文明10年(1478年)太田道灌が天神社をまつり、数百株の梅の木を植えたことから、「梅林坂(ばいりんざか)」の名が付いたといわれています。
・・・・ 「ごちそう!ごちそう!」
そんな心の声が聞こえてきそうなほど、嬉しそうに飛び回るメジロの姿も。次から次へと花を移動し、ひっきりなしに蜜を吸っていました。
梅の花は2月いっぱい楽しめそうです。ご覧になる方はお早めにどうぞ!