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重要文化財・旧近衛師団司令部庁舎のご紹介

皇居外苑の見どころ

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 本日は朝から抜けるような冬晴れとなりました。濠沿いを吹き抜ける風は冷たいのですが、陽だまりはポカポカと暖かく、皇居外周散策を楽しまれている方を多く見かけました。

 上の写真は平川橋と平川門。皇居東御苑の入口の一つであるこちらをスタート地点に、北の丸公園内の重要文化財、「旧近衛師団司令部庁舎(きゅうこのえしだんしれいぶちょうしゃ)を目指します。

 

 

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 平川門を左手に見ながら、内掘通り沿いを歩くとすぐ、徳川家康が関東に入国する以前から存在したといわれる「竹橋」が見えてきます。

 

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 橋の手前でストップ。右手の横断歩道を渡ったら左に曲がり、橋を渡りましょう。

 

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 橋を渡り終えると早速見えてくるのは、東京国立近代美術館。日本で最初の国立美術館として中央区京橋に開園した後、現在地北の丸公園に移転されました。

 

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 そのままさらに直進すると、右手に「国立公文書館」が見えてきます。この施設では、内閣総理大臣が各省庁などから移管を受けた重要な公文書を保有し、一般に公開されています。

 

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 国立公文書館を過ぎたら横断歩道を渡り、歩道橋の脇をまっすぐ進みましょう。目的地まで、残り350メートル。

 

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 前方に再び現れる横断歩道を渡ったら右へ。一つ目の角を左へ曲がり、緑の深い北の丸公園の西側へ入っていきます。

 

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 するとようやく、重要文化財、赤レンガ造りの旧近衛師団司令部庁舎(近代美術館工芸館)が見えてきました!

 

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 こちらが旧近衛師団司令部庁舎(近代美術館工芸館)。1966年(昭和41年)の北の丸地区整備にあたり、取り壊しの運命にあったところを「明治洋風煉瓦建築の一典型」と惜しむ声が上がったため、国指定重要文化財として残され、現在近代美術館の「分館」として開館しています。

 

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 建物の下部を見ると、通風口に陸軍のマークである星の意匠をモチーフとした枠がはめられていました。

 

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 このマークが使用されるようになったのは、明治33年。近代化が進んだ陸軍では「陸軍服制」で軍服に星の刺繍をつけることが決定しました。

弾避けのおまじないとして星マークを使用していた西洋の軍隊を真似たとされています。

 

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 皇居周辺の美しい赤レンガ造りの建物としては、東京駅や法務省本館が有名ですが、この工芸館もその一つです。レンガ造り独特の凛とした風格と典雅な美しさのゴシック建築独特の味わいは、建築史上貴重なものといえますね。

 緑の中から突如現れる美しい建築物、旧近衛師団司令部庁舎(近代美術館工芸館)。北の丸公園を散策される際は、館内はもちろん、外観もどうぞお楽しみ下さい。

 

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