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代官町通りに位置する「高射砲台跡」のご紹介

皇居外苑の見どころ

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 昨日8月23日は処暑(しょしょ)でした。朝晩は冷たい風が吹くようになり、昼間も幾分暑さが和らいだような気がしますね。

 本日は楠公レストハウスをスタートし、春に桜の名所として有名な千鳥ヶ淵方面、「代官町通り」の提塔を目指したいと思います。

 

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 楠公レストハウスより徒歩10分。東京駅正面の「行幸通り」に隣接する和田倉噴水公園を通り過ぎます。噴水が上がる前の公園は人影も少なく、まだ静かでした。(※和田倉噴水公園の噴水は午前10時から吹き上がります)

 

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 噴水公園を右手に見ながら北へ進むと、左手に見えてくるのは「大手門」と「大手濠」。白鳥も一緒に写真に収まってくれました。

 

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 さらに進行方向へ進むと、ゆるいアーチを描く「平川橋」の姿が見えてきます。月曜日・金曜日は休園していますが、大手門同様、東御苑への入り口のひとつ。

 

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 平川橋、平川濠を左手に見ながらさらに進むと、先日ご紹介した「竹橋」に辿りつきました。ここで横断歩道を渡ります。

 

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 そのままゆるやかな坂道を西の方角へ。北の丸公園に位置する重要文化財、「近代美術館工芸館」を右手に見ながら進むと、ようやく、代官町通りの提塔に到着です。ここまで徒歩で30~40分ほどでした。

 

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 歩道を少し行くと・・・

 

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 右手に階段が現れます。

 

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 階段を登りきると、すぐに目に入るのが、千鳥ヶ淵に沿うように点在する、円形のコンクリートのようなもの。皆さんこちらが一体何か、お分かりになりますか?

 

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 正解は旧軍の「高射砲台跡」。戦時中、B29などの爆撃から、皇居を守る為に置かれたものだそうです。現在はお花見などの際にベンチ代わりとして使われていたりもしますが、ここには高射砲が据え付けられていたのですね。数えてみると、周辺には合計7基、同じものがありました。

 戦時中はこういったものが皇居の周囲を取り囲んでいたと考えられます。

 

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 現在一般に見られる「高射砲台跡」はこの千鳥ヶ淵の提塔のみ。案内版等はないので、どういったものなのかを知っていなければ特に気にせず通り過ぎてしまいそうです。代官町通りを通られる際は、是非千鳥ヶ淵沿いの提塔を歩いて、この台座をご覧になってみてくださいね。

 

 

 

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