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庭園を守るお仕事通信9月【清掃班】

庭園を守る取り組み

今月は、清掃班の作業から「側溝と集水桝の清掃」をピックアップしてご紹介します。

夏から秋にかけて、ゲリラ豪雨や台風によって、激しい雨や風など自然災害のリスクが高まる時期でもあります。短時間で局地的に激しい雨を降らせるゲリラ豪雨は都市部では、排水設備が追いつかず、一時的に冠水することも珍しくありません。
清掃班は豪雨の後や台風が上陸する前後に、園内の側溝や集水桝の集中的な清掃を行っています。

園路の脇に設置された側溝は、庭園や園路の雨水を下水管へ排水する役割があります。
しかし、豪雨や台風後には雨に押し流された沢山の落ち葉や土が、排水口の蓋の上に堆積して、排水を滞らせることがあります。
そのため、蓋の上にたまった落ち葉等を取り除き、スムーズな排水を確保しています。

正門近くの側溝とその周辺には、雨水と共に流されてきた土や砂利、落ち葉をキャッチして、雨水のみを流す設備があります。
この設備により、排水管が詰まってオーバーフローするのを防いでいます。

場所によっては、側溝排水口の中に土や泥が溜まっています。
専用のフックで蓋を持ち上げて溜っている土などを取り除きます。

側溝には部分的に集水桝が設置され、左右の側溝や排水管から流れてきた雨水が集める役割を果たしています。
蓋を開けると、土や葉などが下水に流れない様に、「かご」があり、この中にたまった堆積物もきれいに取り除きます。

更にかごの下には四角い竪穴(たてあな)があります。
各所から流れてきた雨水がここに溜まり、下水へ通じる排水管に流れていきます。
この竪穴の底にも堆積物が溜まるため、スコップで取り除きました。

側溝や排水桝は、園内に水たまりなどができないように、スムーズに排水するための大事な設備です。
清掃班では、園内の排水機能を維持するため、定期的に落ち葉や土を清掃しています。

ご来園のみなさまに安心して美しい庭園で過ごしていただけるよう、日々努めてまいります。

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