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庭園を守るお仕事通信8月号【温室班】

庭園を守る取り組み

本日は、温室班の8月の作業から「暑さに対する工夫」をご紹介します。

温室のバックヤードには、異なる環境に調整した11棟の栽培室の他に、冷温室、日よけ棚があり、それぞれの環境に適した植物を配置して栽培しています。栽培室の屋根には、温室が高温にならないように影を作る「遮光ネット」が張られていますが、夏の強い太陽光の影響で劣化してきたので、夏の暑さから植物を守るために室内にも遮光ネットを張りました。

栽培室の外では、廃棄予定のホースを再利用し、お手製のスプリンクラーを設置して暑さを和らげる工夫をしています。水を撒くと人間の体感温度も変わるので、作業がしやすくなりますが、植物にとっても良い影響を与えています。

新宿御苑の温室では、熱帯・亜熱帯の植物を中心に約1000種の植物を常時展示しており、バックヤードを含めると約2700種の植物を栽培しています。その中には絶滅危惧植物や皇室庭園時代から受継ぐ洋ランなども含まれます。温室スタッフの日々の細かなメンテナンスで、次の世代にも残していけるよう大切に育てています。

【Paph.Shinjuku #179】

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