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庭園を守るお仕事通信7月号【植生班】

庭園を守る取り組み

本日は植生班の7月の作業から「草刈り」をピックアップしてご紹介します。

新宿御苑は53.8ha、東京ドーム12~13個分の広さがあります。園内には広大な芝生地や木々が生い茂る樹林地のほかに、多くの草地があります。
草地は放っておくと、さまざまな種類の野草が生えてきます。すべての植物に名前があるとはいえ、庭園を美しく保つには草刈りは必要な作業となります。
特に夏は草の生長する勢いがよく、ぐんぐん伸びるので、定期的に草刈りを行っています。

芝生地などの広いエリアは芝専用の草刈り車両で作業できますが、柵や建物に近い場所や段差、小石があるエリア、木の根元などは手作業になります。
背が高く太い草には金属製の刃のチップソー、柔らかめの草にはナイロンでできたコードを高速回転させて使うナイロンカッターというように、場所などによって道具を使い分けます。

建物の近くなどでは、刈った草や石が周囲に飛び散らないように、ネットでガードし、安全に配慮しながら作業します。

少し背が高い草は半分くらいにカットして、さらに根元まで刈り込みます。生い茂った草地がどんどんときれいになっていきます。しかし1週間もすると夏草の勢いは旺盛なので、また元通りになるくらい生い茂るためこまめに作業を行っています。

園内は広いので、他班も協力して草刈りを行っています。菊班は主に日本庭園、温室班は温室の周辺の草刈りをしています。このように、植生班だけでなく、各班と連携しながら日々の庭園管理を行っています。

(草刈り作業中の菊班スタッフ)

作業中はご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いします。

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