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庭園を守るお仕事通信7月号【菊班】

庭園を守る取り組み

本日は菊班の7月の作業から「大作り菊2回目の伏せ込み」をピックアップしてご紹介します。

 

大作り花壇用の菊は、昨年の7月から栽培が始まり、成長に合わせて植替えを行ってきました。5月に最終栽培エリアの日除け棚に定植され、1回目の伏せ込みをしました。

▼1回目の伏せ込みの様子はこちらhttps://fng.or.jp/shinjuku/2024/05/29/20240529-2/

1回目の伏せ込みから2ケ月が経過して、どんどん茎が伸び、形が変わってきました。

前回の伏せ込みで、生長が弱く伸びてほしい茎は立てて、生長が強く緩やかに伸びてほしい茎は横向きにしていましたが、期待通りに生長していない茎もあります。

下の写真の茎は外側で湾曲させていたにも関わらず元気よく伸びてきています。

全体的にバランスをみて最終形を考えながら、どこに誘導したらいいのかを見極めていきます。

捩じったラフィアに茎を挟んで支柱に結び付け支えています。場合によってはそれを一度外し、別の位置に誘導し直す事もあります。

2回目の伏せ込みを終えた株は全体的にスッキリとしました。

後1ヵ月ほどで、菊花壇展に展示する3株と予備の1株の計4株が決まり、3回目の伏せ込みを施します。いよいよ日本庭園に展示される株が形作られていきます。

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