庭園を守るお仕事通信4月号【植生班】
本日は植生班の4月の作業から「芝の養生」をピックアップしてご紹介します。
新宿御苑は、国内外から多くのお客さまがご来園されます。2023年度は年間250万人を超え、1949年5月21日の一般公開以来、累計来園者数が1億人を超えました。
特に桜が咲く3.4月の来園者は年間来園者数の30%を超えます。
(3月の様子)
桜とともに有名なのは、樹齢100年以上の巨樹が点在する広大な芝生です。
青々と茂り、ふかふかの芝生は訪れるお客さまからも人気で、週末を中心にランチやピクニックを楽しむファミリーやグループでにぎわいます。
芝生は年間を通して、植生班のスタッフが維持管理を行っています。
(2023年10月の様子)
来園者の多い新宿門近くの芝生は春が過ぎてもなかなか青くなりません。
踏圧によって踏みしめられた芝は、養生することで、次第に元気を取り戻し、青々とした芝生に戻ります。
(4月末の様子)
養生の期間は4月末から10月末を予定しています。養生中は立ち入ることが出来ず、ご迷惑をおかけいたしますが、美しい芝生に戻るまで、ご協力をお願いいたします。
(5月の様子:少しずつ青くなってきました)
※養生している場所