2023新宿御苑フォトコンテスト入賞作品講評会を開催しました
4月7日(日)インフォメーションセンター2階のレクチャールームにて「フォトコンテスト入賞作品講評会」を開催しました。
コンテスト審査員を務めるプロカメラマンの木村正博氏と岡本洋子氏が、環境大臣賞から子どもの部まで39点すべての入賞作品の魅力や入賞のポイントをご紹介しました。
写真を通して新宿御苑の魅力を発見する、新宿御苑フォトコンテスト。全国各地の幅広い世代のみなさまにご参加いただき、平成3年(1991年)のスタートから今年で32回目をむかえます。
今年も四季折々の庭園風景や花、樹木、生きもの、人と自然のふれあい、ボランティアに支えられる庭園など、さまざまなテーマで御苑の魅力をとらえた作品が入賞いたしました。
木村先生からは
「悪天候は最大のチャンス!!悪天候はついつい出不精になってしまいがちですが、そんな時に他の人が気付かない美しい光景があるものです。積極的に悪天候の日にも出かけましょう。また同じ場所でも、時間を変えて何度も通うと違う表情が見えて新しい発見があります。そしてデジタル写真は、後から色味を調整したりできますが、その時にベストなものが撮れるのが一番です。何度も露出を変えて試してみてください。」というお話もありました。
岡本先生からは
「新しい建物ができたり、植物が大きく育ったり、なくなったりと、10年前で御苑の中もずいぶん変化しています。そして気候の変化で植物の開花する時期もずれてきました。皆さんの写真には、10年前とは違った景色が写っていると感じました。撮ってくださった写真は芸術というだけでなく歴史を残す記録としても大変価値のあるものです。」というお話がありました。
そしてマナーに関しては、三脚を使うと安定した撮影が出来ますが、使用する方は場所を占有しないこと、移動するときは縦に持って人にぶつからないように配慮してほしいという注意もありました。写真の選考は立ち入り禁止エリアに入っていないか、撮影禁止エリアではないかも大切なチェック項目です。是非、ルールを守りながら撮影を楽しんでください。
インフォメーションセンター1階アートギャラリーでは2024年4月29日(月)まで「2023フォトコンテスト入賞作品展示会」を開催しております。ご来園の際にはぜひお立ち寄りください。
■新宿御苑フォトコンテスト入賞作品展■
【会期】2024年3月19日(火)~4月29日(月祝) 9:00~18:00
【会場】インフォメーションセンター1階アートギャラリー(入館無料)