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スタッフ研修会を実施しました

庭園を守る取り組み

これから春の桜の行楽シーズンをむかえる新宿御苑。
3月11日(月)の休園日を利用し、国民公園協会新宿御苑スタッフが講師役を務め、お客さまへのサービス向上を目的としたスタッフ研修会を実施しました。

まずはじめに、新宿御苑の歴史についての屋内講義を行いました。

新宿御苑は、徳川家康の家臣・内藤氏の江戸屋敷の一部がそのルーツといわれています。
明治5年(1872)、大蔵省が内藤家の屋敷地跡に「内藤新宿試験場」を開設しました。新しい国づくりのためには、農業の近代化が重要であると、大蔵大臣の大久保利通がリーダーとなり、西洋農業技術の研究や、指導者の育成が進められました。
その後、明治12年(1879)に宮内省所管の「新宿植物御苑」となり、御料野菜の栽培や宮中行事用の花卉栽培などが行われます。
明治39年(1906)に皇室庭園への大改造が行われ、現在の庭園が完成しました。

続いて園内ガイドです。庭園、温室、菊の3つのテーマで取り組みました。
園内を巡りながら、これからみごろをむかえる桜は春の花、歴史的な樹木、庭園デザインなど新宿御苑の特色について理解を深めました。

温室のバックヤードツアーでは、温室班スタッフが講師役となり、観賞温室の手入れ管理や展示企画、バックヤードにおける植物管理や絶滅危惧植物の保全への取り組みを解説しました。

菊のバックヤードツアーでは、菊班スタッフが講師役となり、11月の菊花壇展に展示する菊花の栽培や、日々の植物管理、仕立ての技術について解説しました。

私たち国民公園協会では、これからもお客様に安心して新宿御苑を楽しんでいただけるよう、これからも職員一同、知識と技術の習得に取り組んでまいります。

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