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庭園を守るお仕事通信11月号【温室班】

庭園を守る取り組み

今年も11月21日(火)~11月26日(日)に温室で、新宿御苑洋らん展が開催されました。

【環境大臣賞】

毎年恒例の洋らん展も今年で35回目を迎えました。洋らんの愛好家からの応募作品167点のほか、新宿御苑で栽培している洋ランを展示し、期間中は大変華やかな館内となりました。

温室班は、GAC(グリーンアカデミークラブ)温室グループのボランティアの方々と協力し、開催の準備を進めてきました。

熱帯植物に囲まれた展示は、ランがまるでジャングルで自生しているかのようにその魅力をさらに引き立たせます。
開催期間中も、水やりはもちろん、結露が当たらないように花台を移動したり、送風機の位置を工夫したりと、出品されたランが長持ちするように調整しました。

洋らん展開始前日の11月20日、出品作品の審査会を開催しました。江尻宗一特別審査員(日本洋蘭農業協同組合組合長)から、受賞作品のすぐれているポイント、栽培技術の高さや花の状態の素晴らしさなどを解説していただきました。

また、今回は初の試みとして、全日本蘭協会理事 清水柾孝氏を講師に迎え「初心者向け洋ラン栽培セミナー」を開催しました。10代から80代までの計31名のお客様が参加され、皆さま熱心に清水氏のお話を聞いてランへの関心を深めておられました。

洋ランは新宿御苑にとって、皇室庭園時代から受継いできた大切な財産です。来年も洋らん展を開催し、皆様に楽しんでいただけるよう、温室班は大切に育てていきます。

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