庭園を守るお仕事通信11月号【菊班】
庭園を守るお仕事通信11月号【菊班】
11月1日から開催の菊花壇展。毎日たくさんの国内外のお客様にお楽しみ頂いています。
1年以上かけて栽培した大切な菊は、風雨から守るために毎日、閉園とともに上家によしずをかけます。
本日は菊班のお仕事から菊花壇展の朝の準備をご紹介します。
よしずは、組んだ竹の支柱に立てかけ、倒れないように紐で括ってあります。しっかりと結ってある紐をほどいてよしずを丸めた後、竹組みを片付けていきます。
取材を行った前日は風がとても強く、上家の中に葉が多く入ったり砂利が乱れたりしていました。ブロアーや箒で丁寧に掃除をして、新しい黒土で化粧直しをし、土手がある花壇は角を整えていきます。
竹の柵を綺麗に拭きます。
「水やりはどうしているんだろう?」と思われる方も多いと思いますが、大作り花壇の菊には竹を半分に割り、節を取って特製の水やり用の竹を用いて水やりを行い、化粧土を踏まない工夫をしています。
上家の前の砂利を綺麗に敷きなおして整えます。
花壇の中もチェックし菊に脇芽があれば取り除きます。
菊花壇の晴れ舞台も残すところ数日。伝統の菊花壇をお楽しみください。