毎年11月1日～15日に開催する菊花壇展は、皇室ゆかりの伝統行事です。
菊花壇展にあわせて、10月24日(火)から11月19日(日)までインフォメーションセンター内のアートギャラリーでは『菊花壇解説展』を開催しています。

会場では、新宿御苑の菊花壇の歴史や鑑賞のポイントなどを写真やパネル、映像を使って、菊花壇展の魅力を分かりやすくご紹介しています。
今年から、菊を栽培するスタッフのコメントなども掲載しています。

皆さまにご覧いただいている菊花壇展は、明治11年(1878)に赤坂御所で催された皇室行事「菊花拝観」がルーツとなっています。
明治37年(1904)からは展示会用の菊の栽培が始まり、昭和4年(1929)には会場を新宿御苑に移して開催されました。

新宿御苑は昭和24年(1949)に国民公園として開放され、皇室ゆかりの菊花壇展をはじめて一般に公開しました。
菊花壇展の菊はすべて、菊栽培専門のスタッフが1年以上かけて園内の栽培圃場で栽培管理を行っています。
また、国内外の学生インターンが作業に参加し、その緻密な作業を体験習得するなど学びの場にもなっています。
宮内省時代の伝統的な展示様式を引き継ぎ、日本の古典菊の品種を維持するのはもちろん、新品種の作出なども手掛けており、伝統を守りつつも、新しいことへの挑戦も行っています。

アートギャラリーは新宿門横のインフォメーションセンター1階にあります。
日本庭園に行かれる前に解説展をご覧いただくと、より一層をお楽しみいただけると思います。
どうぞお立ち寄りください。

◆新宿御苑菊花壇展◆

■日時:令和5年11月1日(水)～11月15日(水)　(期間中は無休)
9:00～16:00(閉門は16:30)
■会場:新宿御苑内　日本庭園(東京都新宿区内藤町11)
■料金:新宿御苑への入園料が必要です。(一般500円、65歳以上・学生(高校生以上)250円、小人(中学生以下)無料)
■内容:皇室の伝統園芸を受け継ぐ「菊花壇展」を開催します。
詳しくはこちら

◆菊花壇解説展◆

■日時:令和2年10月24日(火)～11月19日(日)　(期間中は無休)
9:00～16:30(最終日は15:00まで)
■会場:新宿御苑インフォメーションセンター　1階アートギャラリー
■料金:無料
■内容:新宿御苑菊花壇展の魅力を分かりやすくご案内します。