温室植物のみどころ情報【11月1日号】
エントランスのカウンター上に、ラン科のダイザギソウが咲いています。サギソウよりも花が大きいことが名前の由来です。日本や台湾、中国などが原産ですが、野生での個体が減っていて絶滅危惧種IB類に指定されています。栽培も難しい植物なので、この機会にご覧ください。
熱帯低地のコーナーではオオコチョウ(オオゴチョウ)の鮮やかな花が咲いています。マメ科・西インド諸島原産の常緑中高木で、デイゴ、サンタンカとともに沖縄の3大名花といわれています。漢字では黄胡蝶と書き、名のとおり蝶が飛んでいるような可憐な花形です。
チョコレートの原料で有名なカカオの花は、幹に直接花が咲き結実する乾生花です。熱帯低地のコーナーでは、幹にびっしりと白く小さな花が付いています。つぼみも花もご覧いただけますよ。
熱帯池沼コーナーのサガリバナの近くでは、モンパノキが開花しています。ムラサキ科の植物で奄美以南で自生する常緑樹。2~10mの高さになります。温室の植栽は、まだ小さいですが、かわいらしい花が咲いています。
池ではパラグアイオオオニバスが開花しています。
1日目の花は白く、香りがあり、2日目はピンクに変色して香りはほとんどありません。夜に咲く花なので開花している状態はなかなかお目にかかれません。今日は運よく写真に収めることができました。
【温室で咲いている主な花・実】
・アケビバナナ(実)
・アリアケカズラ
・アフリカスミレ
・イクソラ’スーパーキング’
・ウナズキヒメフヨウ
・オオベニウチワ
・オスモキシロン・リネアレ
・オヒルギ
・クミスクチン
・グロキシニア・ペレニス
・ゴクラクチョウカ
・サガリバナ(お早目に)
・サンゴバナ
・ジュズサンゴ(花と実)
・シロヒモノキ
・シンニンギア・エウモルファ
・スイレン類
・タイワンバナナ(実)
・ディアンテラ・ノドサ
・ディコリサンドラ・ティルシフロラ(ブルージンジャー)
・トラデスカンティア・シラモンタナ
・ナガミセンナ
・ニンニクカズラ
・ハイビスカス類
・パキスタキス・ルテア
・ハナキリン
・パパイヤ(花と実)
・ハバネロ(実)
・ヒメフヨウ
・フウリンブッソウゲ
・ピレア‘シルバーツリー’
・べニヒモノキ
・ベニマツリ
・メガスケパスマ・エリスロクラミス
・ユキボウズ
・ヤスミヌム・レクス
・ラン類
・リュエリア・グラエキザンス
・レモン(実)
■【温室開館時間】 9:30~15:30(16:00閉館)