庭園を守るお仕事通信8月号【温室班】
本日は、温室班の8月の作業から「側溝枡の清掃」をご紹介します。
側溝枡の清掃は、温室班だけでなく、新宿御苑の庭園管理をする上で重要な作業ですが、今回は温室班が行う清掃作業の工夫にスポットを当ててご紹介します。
温室鑑賞室の横に設置されている側溝枡は、コンクリートの重い蓋の下にあります。落ち葉などがたまったままになっていると、水があふれ出し、鑑賞室の中に水が浸入してしまうため、定期的にきれいに取り除きます。
このコンクリートの蓋は20kgほどもあり、一人で持ち上げるのは大変な作業です。指を挟むなどのリスクもあるため、使っていない金網をちょうど良い大きさに切って、コンクリートの蓋のかわりに設置しました。
今までは重い蓋を開けないと中の状態が分かりませんでしたが、金網の蓋にすることによって可視化され、いつでもチェックできます。重い蓋を持つことでのケガのリスクも減り、2人でやっていた作業が1人で出来るようになり、時間の節約にもなります。
温室の植物の栽培はもちろん、施設の管理、メンテナンスも行う温室スタッフ。お客様に気持ちよく温室を散策していただくため、色々と工夫をしながら、日々の作業をしています。