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庭園を守るお仕事通信6月号【温室班】

庭園を守る取り組み

本日は、温室班の6月の作業から「館内清掃」をご紹介します。

新宿御苑の温室は、平成24年(2012)に絶滅危惧種の保存・展示を行う環境配慮型の温室に建て替えられ今の形になりました。熱帯・亜熱帯の植物を中心に約1000種の植物を常時展示しており、全面ガラス張りで曲線カーブが美しい現代風の建築です。

ガラス張りの温室では太陽光がふんだんに入りますが、一日2回の水やりをしているため高温多湿になりがちです。湿気の溜まる床近くのガラス面にコケが生えてしまうのは避けられません。コケが生えて変色したガラスに高圧洗浄機で水を吹き付けて洗浄すると、汚れが落ちすっきり明るくなりました。

そして、通路は「ポリッシャー」というブラシ状の機械で磨いていきます。見た目を美しくすることはもちろん、お客様が安全に鑑賞できるように滑りにくくすることと、病原菌を発生させないという目的があります。お客様にとっても植物にとっても大切な作業です。

このような重点的な清掃作業は、閉館している月曜日に行っています。

作業前

作業後

お客様に気持ちよく温室を散策して頂くため、館内の植物の健やかな生育のために、温室班は温室環境の管理も行っています。

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