庭園を守るお仕事通信2月号【植生班】
本日は植生班の2月の作業から「タギョウショウ(多行松)の剪定」をピックアップしてご紹介します。
タギョウショウは、黒松を土台に赤松(アカマツ)を接木した園芸品種です。根元から枝が細かく分かれており、傘を開いたようなユニークな樹形が特徴でお客さまからも人気です。日本庭園翔天亭の近くや中央休憩所近くに植栽されていて、独特の樹形が庭園の景色の中でアクセントになっています。
剪定は、植生担当の職員が1本1本、手作業で手入れを行い、大きな木は数人がかりで作業をすすめます。樹形を美しく整えるだけでなく、余分な枝や葉を落とすことで、風通しが良くなり、病害虫の発生予防や光合成がより効果的に出来るようになり、樹木の生長促進に繋がります。
皆様に快適に御苑を楽しんでいただけるよう、樹木の手入れをはじめ、日々、庭園を守る取り組みをすすめております。
作業中はご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。