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庭園を守るお仕事通信1月号【菊班】

庭園を守る取り組み

本日は、菊班の1月の作業から「懸崖菊の苗の選別」をピックアップしてご紹介します。

野趣あふれる懸崖菊花壇を飾る菊は、大・中・小の3種類の大きさの菊から成り立っています。
11月に挿し芽をした苗は、根が鉢全体に広がるため、1月中に少し大きい鉢に植え替えをします。より良い菊を作るため、大・中懸崖菊の200鉢の苗を約100鉢に徐々に選別し、植え替えます。

同じ時に挿した芽でも、成長具合は苗により様々です。選別の条件は、200鉢の中から、背丈が高いこと、葉の枚数が多いこと、葉が大きいこと、脇芽の数が多いこと、茎が太いことなどを満たした苗が選ばれます。

(比較するとよくわかります)

担当スタッフは、次々と苗を見極めて選んでいきます。

挿し芽は、通常は菊花壇展が終了してから行いますが、一番大きな大懸崖は会期中に行われるものもあります。より大きな菊を生育するために、少しでも早く挿し芽をすることで早く成長し、大きな株ができます。

(背の高いものが会期中に挿した苗)

今の時期の小さな苗がどんどん成長し、11月には目を見張るような数百輪の見事な花を咲かせるには、植物の力と、それを引き出すための日々の作業の積み重ねが大切です。

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