新宿高校の生徒の皆さんが栽培した内藤とうがらしプランターを展示しました
新宿門横の案内施設「インフォメーションセンター」正面に、新宿高校の生徒の皆さんが栽培した内藤とうがらしのプランターを展示しました。
(↑:インフォメーションセンター)
都立新宿高等学校は地域の歴史や文化を学ぶ総合学習を行っており、学校の敷地内では新宿発祥の江戸東京野菜である「内藤とうがらし」を栽培しています。初夏に花が咲き、現在は実が真っ赤に熟しています。
(↑:新宿高校の敷地内の花壇)
>>新宿高校ホームページで内藤とうがらしの栽培の様子を定期的に発信しています。
内藤とうがらしは実が大きな八房(やつふさ)という品種で、江戸時代に徳川家康の家臣である内藤家の屋敷地の菜園(後の新宿御苑)で栽培が始まりました。
当時の江戸の町ではファーストフードとしておそばが流行したことから、とうがらしは薬味として大変な人気となり、生産地にちなんで「内藤とうがらし」と名付けられました。
秋の実りの季節には新宿一帯が真っ赤なじゅうたんを敷いたような光景になるほど盛んに生産されたそうです。
その後、江戸の都市化にともない、いったん栽培が途絶えましたが、「内藤とうがらしプロジェクト」により復活し、平成25年(2013)に江戸東京野菜に認定されました。現在は学校や地元商店街で新宿生まれの地元野菜として大切に栽培されています。
9月22日から10月23日まで、新宿各地を結ぶ「内藤とうがらし見て食べて楽しんで秋イベント」も開催されますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
>>新宿名物、復活!内藤とうがらしプロジェクト公式ホームページはこちら
国民公園協会ではこれからも地域と連携し、新宿御苑ゆかりの内藤とうがらしの普及活動に取り組んでまいります。