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庭園を守るお仕事通信9月号【温室班】

庭園を守る取り組み

本日は、温室班の9月の作業から「池の掃除」をご紹介します。

温室の中央に配置された池は滝が流れ込み、爽快な水音を響かせています。
様々な色のスイレン類が咲き、大皿のようなパラグアイオオオニバスの葉が浮かぶ様子はエキゾチックで、アマゾン川流域を思わせる雰囲気があります。

植物たちの成育環境を整え、お客様に綺麗なスイレン類の花をお楽しみ頂くために温室スタッフは、1週間に一度、胴長(どうなが)というゴム製のつなぎを着て、池の中に入り、手入れや掃除をしています。

池の中に植栽されているサトイモ科の植物、スイレンやパラグアイオオオニバスの枯葉はもちろん、池の周りにはサガリバナをはじめ多種多様な植物が植栽されています。池の中に落ちた葉は水を腐らせて病気の原因になりますので、除去していきます。

水面の藻をすくって除去し、水が透明になるようにします。そうする事でスイレンの株元に日光が良く当たって生育が良くなり花芽が上がりやすくなります。

池が綺麗になったら、スイレンの鉢に化成肥料油粕を鉢底深くに施して肥料分の流失を防ぎます。澄んだ水の上にたくさんの花が咲くのが楽しみですね。

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