今月は温室班の「台風対策」の様子をご紹介します。

8月13日夕方から14日未明に関東に上陸した台風8号による被害は、幸い最小限にとどまりました。しかし、近年は台風によってもたらされる豪雨や強風の勢いは年毎に増しており、その都度に対策をして安全な管理を努めています。

台風や強風情報を普段から確認し、注意報が出た時は速やかに外の看板や鉢植えの植物など、強風に煽られ危険なものは温室内に取り込み、ロープでまとめます。

温室の側窓、天窓など各窓を機械操作で閉めていきます。次に閉めた窓に植物の枝葉が引っかかっていないかなど、全ての窓の目視確認が大事です。


管理ヤード内の温室で栽培している洋ランの多くは強光線に弱いため、夏場は天井のガラス上面に日の光を遮る遮光カーテンをかけています。台風などで強風が予想される時は破損防止のため窓を閉めるとともに、カーテンを巻き上げておきます。確実に巻き残りがないかを目視していきます。


台風など強風による被害は些細なチェック漏れも多大な被害につながりますので、十分すぎるほどの備えをして大切に植物を管理しています。