庭園を守るお仕事通信7月号【植生班】
本日は、植生班の7月の作業から「芝の縁刈り」をご紹介します。
新宿御苑の魅力のひとつに、広大な青々と茂る芝生をあげる方が多いのではないでしょうか?レジャーシートを広げて寝転がったり、ピクニックを楽しんだりと、思い思いに芝生で過ごされています。
いつでも皆様に気持ちよく過ごしていただけるように植生班のスタッフは、頻繁に芝刈りをしています。大きなエリアは乗用芝刈り機やロボットの芝刈り機を導入していますが、人の手でしか作業が出来ない場所もあります。
特に日本庭園は柵が多く、斜面も多いので、きめ細かい手作業が必要です。
柵の中や斜面の他、今日は令和天皇ご即位記念樹のウメの周りも手押しの芝刈り機で刈り込んでいきました。手押しの芝刈り機では刈れない柵の近くは円盤型で刃のついているチップソウと呼ばれる道具で刈っていきます。
金属同志がぶつかって危険な柵の周りは、ナイロンできた紐のナイロンカッターを高速に回転させて草を刈ります。
美しい日本庭園をお楽しみいただけるように作業を進めています。作業中はご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。