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温室植物のみどころ情報【6月15日号】

温室

エントランス奥の通路で、石灰岩の岩場から垂れ下がる多年草のミヤマスカシユリを展示しています。石灰岩の採掘などで今ではほとんど見ることができなくなってきた絶滅危惧IB類、崖に咲く自生の姿のままに上から鉢をつるして、スカシユリらしい橙色の花を咲かせています。

夏に咲くランの中で、大株になるグラマトフィルムのバルブ(茎)はとても大きくなります。熱帯アジアに広く分布するランで、花は黄色に茶系の斑紋が入るのでタイガーオーキッドとも呼ばれます。
今年の干支、寅年にちなんでご紹介します。沖縄コーナーの手前にミルトニア(ラン)とともに鉢展示しています。下の方から咲き始めたばかりですが、花穂がこれから咲き広がっていくのを観察してみてくださいね。

熱帯低地の植物エリアで、コンゴコーヒーの花がはじめて咲きました。3m以上ある大きい木の上の方で、白い花びらが緑の葉の間にでています。熱帯山地エリアのアラビアコーヒーの花はまだのようです。

順路をすすんで橋を渡り終えると、橋の上から熱帯アジア原産のトーチジンジャーの紅い花がいくつも下に見えます。15cmほどの大きなトーチ(松明:たいまつ)のような華やかな色です。

熱帯山地の植物エリアで、中国広東省原産のモクレン科の低木、トキワレンゲが咲きはじめました。
木蓮ほど大きくはありませんが、丸くて白い清楚な花は魅力があります。別名はココマグノリア、シラタマモクレンなど。

【温室で咲いている主な花・実】
アカバナナ(実)
アブチロン
アリストロキア・ギガンテア
イソフジ
イランイランノキ
ウラベニアナナス
ガジュツ
カカオノキ(実)
カラテア・ゼブリナ‘フミリオ’
キバナキョウチクトウ
ギンコウボク
クラリンドウ
ケンフェリア・プルクラ
サガリバナ
サラソウジュ
サンゴノボタン
サンケジア・スペキオサ
センコウハナビ
ツンベルギア・マイソレンシス
ディオーン・スピヌロスム
トラフアナナス
ナガミセンナ
ハイビスカス
パキスタキス・ルテア
パキラ(花と実)
パッシフロラ×ベロッティー
ピレア‘ムーンバレー’
プルメリア
ベゴニア類
ベニヒモノキ
ヘリコニア・カリバエア
ヘリコニア・ロストラータ
ベーラムノキ
ミッキーマウスノキ(実)
ムユウジュ
メガスケパスマ・エリスロクラミス
モンステラ
ラン類
レンブ(実)

【温室開館時間】
9:30~17:00(17:30閉館)

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